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あれから数日後。
もしかしたら、試験の日よりも緊張しているかもしれない。
手応えを感じられたから、尚更。
麻衣「本当に1人でも大丈夫…？」
A「大丈夫だよ。
だから、麻衣ちゃんはお仕事頑張って」
運命の合格発表の日。
私は、1人で歩いて高校へと向かう。
送迎も付き添いも、全部断った。
自分の目で結果を見て、きちんと報告したかった。
明暗が分かるまで、あと50分。
:
受験票に書かれた、1175の文字。
これが、数メートル先にあるかないかで、私の未来が変わる。
私立の時は重かった足取り。
今日は、軽やかだった。
それは、自分の力を全部出し切れたって感じていたから。
胸を張って、私は番号が書かれたボードの前まで歩みを進めた。
＿＿＿1175
その数字を見た時、思わず息を呑んだ。
まさか、本当にあるとは思わなかった。
一瞬遅れて、体が震える。
A「もしもし…」
「A？どうだった？」
A「あった……」
「それは、合格ってこと…？」
A「うんっ…！受かった…っ！」
「おめでと〜！！！」
A「ありがとうっ…ございます…！」
「ほんっとに、今までよく頑張ったね！」
A「いやいや、いつも協力して下さったからです。
送迎とかスケジュールとか、たくさんお世話になりました。
本当にありがとうございました…！」
「泣いちゃうから…笑
1番はAの努力の成果なんだから、自信持ちなさい」
A「はい…笑」
「手続きとか必要でしょ？1人で平気？」
A「うん、大丈夫…
とりあえず、今から事務所行きます」
「分かった、待ってるね」
A「あ、麻衣ちゃんにはまだ言わないで下さい。
自分で直接、伝えたいから…」
「もちろん、じゃあ気をつけてね」
震える手で、マネージャーさんに電話をかけた。
たくさん温かい言葉をかけてもらった。
それでも、まだ夢の中のような感覚が残る。
「1175の…白石Aさんでよろしいですか？」
A「はい」
「はい、確認できました。
合格おめでとうございます」
A「ありがとうございます…！」
事務室に行って、必要な書類を貰う。
ここで初めて、自分が合格した実感が沸いた。
事務所へ向かう道中、立ち止まって空を見上げる。
春の訪れを感じる、暖かい日差し。
言いようのない喜びが、私の胸をいっぱいに満たしていた。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 愛さん» 以前もリクエストして下さっていたようなので、メモしてありました。お時間頂きますが書かせてもらいます！ (2020年8月11日 23時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - れもんさん» ありがとうございます。お楽しみ頂けたようで嬉しいです！ (2020年8月11日 23時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - Ruruさん» 重ね重ねコメントありがとうございます。リクエスト賜りました。お時間頂きますが、書かせてもらいます！ (2020年8月11日 23時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - いつも楽しく読ませてもらってます！リクエストです。HKT48のなこみくちゃんとコラボしてほしいです！ (2020年8月11日 13時) (レス) id: c5a8986ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年7月30日 14時
