・ ページ50
深川side
A「私はサビ前でマイク持ち変えればいいってことか…」
深川「…大丈夫？」
A「なにが〜？」
深川「いや、顔が疲れてるからさ…苦笑」
衛藤「テスト終わりだもんね」
A「あぁ〜、ちょっと出来が悪かっただけだから大丈夫…苦笑」
深川「紅白もあるんだから、無理しないでね？」
衛藤「ちゃんと寝るんだぞ〜」
A「ありがとう、2人とも」
模試でレッスンに遅れてやって来たAに、変更点を教える。
この短時間で変更点を全て頭に入れたAはさすがだけど、顔は明らかに疲れてる。
そりゃあ、朝からテストやって直で来たんだもんね。
しかも、出来が悪かったって苦笑してる。
表には出さないけど、きっと落ち込んでるよね…
A「2人とも、サンタさんには何頼んだの？」
深川「えっ…笑」
衛藤「唐突だね笑」
話題に変えようと思ってか、Aが明るく切り出したけど、内容がね…笑
不意打ちすぎて、何にも答えを考えてなかったよ汗
Aは、まだサンタさんを信じてるってまいやん言ってたしなぁ…
衛藤「Aは、何頼んだの？」
A「今年はね…何にも頼んでないのよ笑
なんかね、具体的なのが思いつかなかった。
欲しいものはあるんだよ？
志望校合格と、あとは、時間を止める魔法」
衛藤「なんて非科学的な…笑」
深川「可愛い…笑」
衛藤「志望校合格は分かるけど、なんで時間止めたいの？
早く受験勉強から解放されたくない？」
A「勉強からは解放されたいけど、そもそも勉強時間足りないし…
それよりもね、乃木坂の時間を止めたいの」
深川「乃木坂の時間？」
A「今の乃木坂が大好きで、ずっと続いてほしいから…
誰も卒業しないでほしいけど、それは無理だから…
だから、時間を止めてずっとこのまま、大好きなみんなといたいなぁって…笑」
胸が苦しくなるくらい、純粋な願いだった。
1つの大きな目標を達成すると、誰かがいなくなりそうで怖いんだね、Aは。
そんな健気な少女を、抱きしめずにはいられなかった。
A「へっ…まいまい、どうしたの？」
深川「Aが可愛くて堪らないな〜って思って」
A「なんでよ笑」
衛藤「サンタさんから、届くといいね」
A「届くといいなぁ…」
深川「…大好きだよ」
今の私には、こうとしか言えなかった。
声が震えないように言葉を紡ぐのが、精一杯だった＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「乃木坂46」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - Aynさん» 法律ではそうなのですが、紅白などの歌番組で代えが効かない場合は、特例が認められているそうです。また、アイドルにおいては、テレビの自主規制と事務所判断の合意の上で時間を決めているそうです。AKBGは21:00までと決めているそうなので、統一させて頂きました。 (2020年7月30日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - まよちゃんさん» リクエストありがとうございます！お時間頂きますが、書かせていただきます！ (2020年7月30日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 愛梨さん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが書かせていただきます！ (2020年7月30日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - パピコさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせていただきます！ (2020年7月30日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年7月17日 19時
