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『しかも、合格当時はまだ小学生。

学業との両立も大変だったんじゃないですか?』


「はい、それはもちろん…笑

学校行って、その合間を縫って練習して。

休日も練習に当てて、学校行事には全部参加出来なくて…

普通の学生生活を送るのは無理です。

親御さんにとっても大切なことなので、そこははっきり伝えておきます。

学業とアイドルの両立は、想像以上に大変です。

どっちも疎かには出来ませんし、しちゃダメだからです。

もちろん、学校に行けないとかそういうことは全くないです。

私は、仕事しながらも学校にはきちんと通っています。

勉強に置いていかれてるわけでもないですし、進級も進学も出来ました。

そういう配慮は、しっかりとサポートしてくれています。

ただ、両立には並々ならぬ根気がいるってだけですね」




某有名私立高校に通っていると聞いた。

何なら、最難関と言われる中学受験をこの仕事をしながら制した人だ。

並々ならぬ努力をしたことは、もちろんよく分かっている。

私も、同じ熱量で頑張ってみたいと思った。

夢や目標も曖昧で、ただ毎日を漠然と生きている自分。

これ以上ないくらいの努力をしてみたいと思った。




『そんなハードスケジュールの中、白橋さんがここまで頑張れた理由はなんですか?』


「理由はシンプルで、乃木坂が大好きだからです。

もちろん、AKBさんも大好きです。

それは、関わって下さる方を含めて大好きなんです。

メンバー、スタッフさん、ファンの方…

みんなの笑顔を見ると嬉しいし、頑張ってる姿にはいつも刺激を貰っています。

普通の生活を失う代わりに、普通じゃ出来ない経験ができる。

それは私にとって、かけがえのない財産です。

みんなにとっての乃木坂も、そうなって欲しい。

一緒に頑張ってくれる子に、仲間として来て欲しいなって思います」


『それでは最後に、白橋さんから一言お願いします』


「はい…皆さん、今日は本当にありがとうございました。

私なりに、乃木坂46のことをお話出来たと思っています。

乃木坂は、みんなが思ってる通りのグループで、みんなが思ってるより素敵なグループです。

更にレベルアップするには、みんなの力が必要不可欠です。

みんなからの勇気を待っています。

一緒に、これからの乃木坂を作っていきましょう」




聡明な横顔と、凛とした声。

よし、決めた。

絶対に、この人と同じグループのメンバーになる。

この夏、絶対変わってみせるんだ。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年4月22日 10時

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