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バスラが終わって、奈々ちゃんの家に帰ってきた段階でものすごい睡魔に襲われてた。
だけど、奈々ちゃんに話があるって言われたから、頑張って目を開けてる。
橋本「ごめんね、眠いよね。
すぐ終わらせるから、ちょっとだけ頑張って」
A「大丈夫…」
橋本「Aさ、そろそろ自分の家に帰らない？
バスラ終わって一段落したじゃん？
もうすぐ中3になるし、色々話し合う機会も増えるだろうからさ。
いつまでもこのままじゃ、きっとこれから困ることが出てくると思う。
私は全然迷惑じゃないんだけど、Aのことを考えての話ね。
今のタイミングなら、勢いでいけるって思うんだけど、どうかな…？」
突然の奈々ちゃんからの話に、少し戸惑った。
もちろん、いつかは帰らないといけないことは分かっていた。
奈々ちゃんの家は落ち着くけど、やっぱり自分の家以上に気を遣う。
気持ち的にも、そろそろ帰った方がいいかなとは思っていた。
ただ、言い出す勇気がなかっただけ。
A「私も、そろそろ帰らなきゃとは思ってた。
いつまでも、奈々ちゃん家にいるわけにはいかないし…
ただ、どんな顔して帰ればいいか分かんなくて…」
橋本「そうだよね、そんな気がしてた。
Aは気ぃ遣いさんだからね。
しーちゃんには、そろそろ帰すって相談しといたから大丈夫だよ。
ちゃんと待っててくれるって、約束したから」
A「ほんと…？」
橋本「もちろん！
そうと決まれば早い方がいいから、明日帰ろっか。
お互いお休みだし、荷物運びやすいでしょ」
A「うん、そうする。
奈々ちゃん、今まで本当にありがとう」
橋本「全然大丈夫だよ。
またいつでも泊まり来ていいからね」
優しく頭を撫でてくれた、奈々ちゃん。
たくさん迷惑かけたのに、優しすぎるよ…
あとで、何かお礼しないとな…
とりあえず、今まで分の食費くらいは、まとめて支払わないと…
橋本「A、本当に無理はダメだからね」
釘を刺すように、奈々ちゃんが言った。
さっきまでとは、目の色が違う。
その目で見つめられると、肯定せざるを得ない。
奈々ちゃんには、全て見抜かれているのだと察した。
それでも、何も言わないのは、私のことを信じてくれてるから。
私が頼るのを、待ってるから。
黙って頷くしかなかった。
お互い、秘密に触れはしないまま、張り詰めた緊張は溶けた。
最後の夜は、穏やかに更けていった＿＿
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 13時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 愛さん» リクエストありがとうございます。もう少しギクシャクする予定で下書きしてあるので、お楽しみ頂けたら嬉しいです！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - れもんさん» リクエストありがとうございます！お時間頂きますが、書かせてもらいます。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - りんごさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 琴乃さん» ありがとうございます！リアルだと今野式なのでその通りに書いてしまったのですが、バナナマンさんとの絡みも追加しました。ご了承頂いた上で、お読み頂けたら嬉しいです！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年6月21日 14時
