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それは、もうすぐ4部が終わる頃＿＿
「まいやん！……って、え…？」
A「えっと…」
「まいやんじゃない…？」
A「まいやんは、お姉ちゃんで…」
「なんで！？私、まいやんの券……」
A「ごめんね、名前が似てるから…」
「やだっ！まいやんと握手したかったの！」
A「そうだよね…」
「まいやんと握手するために、お小遣い貯めて群馬から来たのに！」
A「そうなんだ…」
「まいやんじゃないなんてやだ！
まいやんと握手したかったの！」
A「ごめんね、まいやんの妹じゃダメかな…？」
「絶対ダメ！まいやんがいい！
しかも、お姉ちゃん誰？知らない！」
A「白石Aって知らない…？」
「全然知らない！
乃木坂に白石はまいやんしかいらない！
2人もいるから、券間違えたんだ！
お姉ちゃんがいるから、私はまいやんと握手出来なかったんだ！」
衝撃的な、出来事だった。
私より5.6個年下に見える、まだ小学校低学年くらいの子。
今日の握手会のために、わざわざ群馬から来てくれたみたい。
なのに、握手券を買い間違えてしまったらしい。
乃木坂の個握は、自分でメンバーを選択するシステム。
まだ幼いこの子は、白石という苗字を見て、私を選択してしまったのだろう。
お母さんと一緒にやったとしても、お母さんが乃木坂を知らなければ、間違えても無理はない。
今まで、間違えられたことは何度かあったけど、どれも大人の方だった。
だから、雰囲気で察しはしたものの、お互いに大人の対応をしてきた。
だけど、今回はまだ小さい女の子。
大好きなまいやんと握手出来なくて、目の前で号泣してる。
私には、これ以上かける言葉が見つからなかった。
女の子よりも、私の方が泣きたかった。
狼狽するしかない私の元に、スタッフさんが慌ててやって来た。
何やら事件と思ったのだろう。
まぁ、事件っちゃ事件なんだけど…
泣いてて話せない女の子に代わりに、私は事情を全部説明した。
子供の言葉には、嘘がない。
だからこそ、少女の言葉はストレートに突き刺さった。
事情を自分の口から説明するのだって、正直辛かった。
心が抉られたように痛んだ。
事情を全て説明すると、少女はスタッフさんと共にレーンを後にした。
1人レーンに残された私。
握手を再開しようと歩き出したときだった。
＿＿っ…
突然、息が出来なくなり、立っていられなくなった。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 13時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 愛さん» リクエストありがとうございます。もう少しギクシャクする予定で下書きしてあるので、お楽しみ頂けたら嬉しいです！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - れもんさん» リクエストありがとうございます！お時間頂きますが、書かせてもらいます。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - りんごさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 琴乃さん» ありがとうございます！リアルだと今野式なのでその通りに書いてしまったのですが、バナナマンさんとの絡みも追加しました。ご了承頂いた上で、お読み頂けたら嬉しいです！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年6月21日 14時
