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松村side
部屋を出てすぐの所に、Aがいた。
こっちを見て、呆然としていた。
1番聞かれたくなかった人に、1番聞かれたくなかったことを聞かれてしまった。
私の発言が、いかに彼女を傷つけるか。
それは、痛いほど分かっていた。
それなのに、運命は残酷だ＿＿
A「＿＿ごめんって、なに？」
聞いたこともないくらい低い声で、Aが言った。
咄嗟に出てきた謝罪。
他になんと言えばいいか、分からなかった。
私には、謝ることしか出来なかった。
A「だから、ごめんってなに！？
何に対して謝ってるの！？」
沈黙を破る手段が、謝罪だった。
そうするしか、他に方法が思いつかなかった。
だけど、何に対しての謝罪なのかは、私にも分からなかった。
記事に対して、やってしまったことに対して、そして選抜発表に対して。
どれにも当てはまるし、どれにも当てはまらない。
自分でも、謝罪の意味なんて分からない。
でも、そんなのは、Aの心を鎮める理由にはならない。
Aの怒りは、苦しみは、悔しさは、そんなことじゃ収まらない。
ただ、彼女は悪くない。
それだけは、明確に分かっていることだった。
Aは、何も悪くない。
悪いのは、全部私なんだから。
「どうした？何があった？」
声を聞いて、部屋から出てきたスタッフさん。
咄嗟に、何でもないと言ってしまった。
これは、私が悪いんだから。
喧嘩じゃなくて、私への戒めなんだから。
Aは怒った。
そうやって逃げるの？って。
逃げてばかりのくせに選抜なんて、ふざけるなって。
その通りだった。
私は、人と上手く向き合う方法を知らない。
いつも、傷つくことを恐れていた。
自分が傷を負うのも、相手に負わせるのも嫌だった。
だから、争いごとは避けてきた。
誰も傷つけたくなかったから、逃げという手段を選んできた。
でも、Aは違う。
この子は、自分の気持ちに正直に生きてる。
自分が傷ついても、相手に傷を負わせても、ダメなことはダメと言える人。
彼女の言葉には、いつも嘘がなかった。
そんなAの言葉は、シンプルだけどストレートに響く。
自分の弱さに、心が折れそうだった。
麻衣「何があったの！？」
橋本「大丈夫！？」
そこへ駆けつけてくれたのは、大好きな2人だった。
それでも、怖かった。
すべてを失ってしまいそうな気がして＿＿
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 13時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 愛さん» リクエストありがとうございます。もう少しギクシャクする予定で下書きしてあるので、お楽しみ頂けたら嬉しいです！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - れもんさん» リクエストありがとうございます！お時間頂きますが、書かせてもらいます。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - りんごさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 琴乃さん» ありがとうございます！リアルだと今野式なのでその通りに書いてしまったのですが、バナナマンさんとの絡みも追加しました。ご了承頂いた上で、お読み頂けたら嬉しいです！ (2020年7月4日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年6月21日 14時
