〇手作りのお弁当 ページ26
『え、お弁当？……あ、確かに作ったわ』
甲斐「何であいつには作って、俺にはねぇんだよ」
『仕方ないでしょ、翔は幼馴染なんだから』
学校からの帰り道、今日は久々に2人で帰れる日。
手を繋いで繁華街をぶらぶら。
傍から見たら仲良いカップルに見えるんだろうけど、只今ちょっぴり言い合い中。
原因は今日のお昼に手作り弁当の話題になった事。
話に参戦した翔が、私のお弁当を食べた事あるって暴露しやがって、隼人が拗ねた笑
『あれれ？隼人君、嫉妬ですか〜？かーわいっ』
甲斐「そんなんじゃねーよ」
『あっそ。明日作ってこようかと思ったけど、要らないみたいだからやーめたっ』
甲斐「…別にいいし」
『あら可愛くない笑。じゃ、この辺で』
そう言っていつもの曲がり角で別れる。
さっきのシュンとした隼人の顔、可愛かったなぁって思いながらスーパーへ。
勿論、隼人のお弁当のおかずを買うためにね♪
…
『おはよー』
唯月「おはよ。雛乃、今日早くない？始業まで20分もあるよ」
『まぁね。ひと肌脱いだから♪』
唯月「あー愛妻弁当ね笑」
『あんな分かりやすく嫉妬されたら作っちゃうよ。可愛すぎ』
唯月「お惚気ご馳走様でーす」
昨日の夜に仕込んで、朝から早起きしてお弁当作ったからね。
朝から隼人は不機嫌モードだけど、あと数時間待ってもらおう笑
…
『あーやっとお昼！……あれ、甲斐軍団の皆さんは今日購買？』
須永「いや、甲斐が弁当持ってきてねぇから、飲み物買うついで」
『あー、そゆこと』
隼人と目が合ったけど、すぐに逸らされちゃった。
相変わらず不機嫌そうに教室を出ようとする隼人のブレザーを引っ張った。
『はーやとっ！お弁当作ってきたけど…食べる？』
甲斐「仕方ねぇな、食ってやるよ笑」
満面の笑みで言うと、水を得た魚みたいに目をキラキラさせちゃって。
『じゃーーん！』
甲斐「わっ…すげえ。想像の斜め上だった」
『まーね。本気出せばこんなもんよ笑』
甲斐「写真撮る」
満足行くまで写真を撮って、ついにお弁当に手をつけた隼人。
甲斐「めっちゃ上手い…」
『ありがと…こうやったらもっと美味しいよ？』
甲斐「…っ」
自信作の卵焼きを、口の中に入れる。
いわゆる、あーんってやつね。
隼人の照れた笑顔も見れて、お弁当も完食してくれて大満足です♪
ちなみに、私がお弁当を作ってくると信じてわざとお弁当を持ってこなかった隼人の可愛い話は、秘密ね？笑
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陽香(プロフ) - 涼宮美桜さん» ありがとうございます！ちょうど容量がいっぱいになってしまったので、近日中に本編を公開したいと考えているので、そちらも見て頂けたら嬉しいです！ (2019年4月21日 12時) (
レス) id: 0fd742501e (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - このお話すっごく好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年4月21日 0時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 美紀さん» ありがとう！絶対3Aロスになるね笑 (2019年3月10日 19時) (レス) id: 0fd742501e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 今日で最終回だよ甲斐隼人君と翔君と蓮君ロスになる作者さんタメにして (2019年3月10日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！甲斐君カッコイイですよね！明日の最終回も楽しみですね！ (2019年3月9日 21時) (レス) id: 0fd742501e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2019年3月1日 15時
