Two★ ページ3
〜夜〜
ビスケット「A聞いた？仕事のこと」
外に出て行こうとする私をビスケットは呼び止めた。
私は肩越しに彼を見ていった。
『聞いたよ、頑張ってね！』
ビスケット「Aもだからね？」
…
『は、聞いてないよ。
私抜いての参番組でしょ？』
直々のご指名だとは聞いたけど、女の私は信用されなさそ。
ビスケット「三日月が、“Aがいなきゃやだ”って」
うぅ、それは家族愛。勘違いだよ。
『分かったよ、やるよ。
お互いがんばろーね』
ビスケット「うん」
ビスケットとの会話を終わらせ外に出る。
風が柔らかく吹いている。
『よっ…と』
抜群の運動神経でコンテナの上に登る。
見上げると、一面の星空。
『私がいっぱい。なんつって』
座って空に手をかざして星を掴んでみるけど、届くはずなくて。
三日月「やっぱりここにいた」
『三日月』
友人は軽く笑って私の隣に腰を下ろす。
『ねぇ、三日月』
三日月「何？」
名前を呼ぶと、こちらを向く。
視線を感じ、でかかった言葉は消えた。
『ごめん、やっぱり何でもない』
彼を見ずに言う。
『綺麗だね、星』
三日月「うん」
風が吹いて、髪がなびく。
ずっと、このままが続けばいい。
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朱雀(プロフ) - アレグロさん» ありがとうございます！ビビビッと来るような文が書けているようで、少し安心しました！これからも閲覧宜しくお願いします(*≧∀≦*) (2016年12月27日 13時) (
レス) id: 72a62b7805 (このIDを非表示/違反報告)
アレグロ - 今までの鉄オルの小説で一番好きです！ビビッときました!ゆっくりの更新でも楽しみにしております(^_^) (2016年12月27日 2時) (レス) id: ca425145f9 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - ハルルさん» ありがとうございます！遅い更新、微力ですがこれからも閲覧宜しくお願いします！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年12月26日 16時) (レス) id: 72a62b7805 (このIDを非表示/違反報告)
ハルル - この小説を読んでみてとても面白いです。私も、三日月さんのことが好きです。更新頑張ってくださいね。応援してます。 (2016年12月25日 20時) (レス) id: 4e10d5168c (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 流れるさん» はい、頑張らせていただきますo(^▽^)o (2016年11月21日 19時) (レス) id: 72a62b7805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱雀 | 作成日時：2016年10月23日 12時
