33話 ページ34
そんなある日___
ル｢サボを返せよ！！
ブルージャム！！｣
ブ｢フフフ……｣
サボが、ブルージャムらとサボの父に捕まった
サボ父｢"返せ"とは意味のわからない事を！
サボはウチの子だ！！！
子供が生んで貰った親の言いなりに生きるのは当然の義務！！
よくも貴様らサボをそそのかし家出させたな！！｣
『義務……？』
こいつ、頭狂ってる
きっと子供を子供と認識してない
道具、として認識してるのか
サボ父｢ゴミクズ共め
ウチの財産でも狙ってるのか！？｣
『はぁ！？！！』
財産！？んなもん要るか！！
エ｢何だと！！？｣
いきなりエースがゴっ！と殴られた
『エース！！』
サボ父｢コラ海賊！！
子供を殴るにも気をつけたまえ！！
ゴミ山の子供の血がついてしまった
汚らわしい
消毒せねば｣
エースの血がサボの父の頬についただけで
このいいざま
『……チッ』
サ｢…………！！！｣
するとサボが大声で
サ｢やめてくれよ！！
……おれはそそのかされてなんかいねェ！！
自分の意志で家を出たんだ！！！｣
と言ったサボに
サボ父｢お前は黙っていろ！！！｣
と静止をかけるクソジジイ
『〜っ！！』
サボ父｢……後は頼んだぞ海賊共｣
とブルーシャムに声をかけた
ブ｢勿論だ ダンナ
もう代金は貰ってるんでね
この三人が二度と坊っちゃんに近づけねェ様に
『……あァ？！！！』
とブルージャムをきつく睨めば
ゴンｯ！と殴られた
『うあっ！！』
サ｢！！！
……ちょっと待て！！ブルージャム！
お父さんもういいよ わかった｣
その時のサボの顔は辛さ、悲しさに包まれていた
『サボ！！』
サボ父｢何がわかったんだ サボ｣
エ｢やめろよサボ！！！｣
『そうだよやめな！！！！！』
二人でサボに静止をかける
サ｢何でも言う通りにするよ…！！
言う通りに生きるから！！！
この三人を傷つけるのだけは…やめてくれ！！｣
ル｢！｣
エ｢！！｣
『……っ！』
サ｢お願いします…
…大切な…兄弟なんだ！！！｣
エ｢サボ……！！｣
『サボ？！』
サボはそう言い残し
私たちから遠ざかっていく
エ『…おい……！！？行くなよ！！
振り切れ！！
おれ達なら大丈夫だ！！！
一緒に自由になるんだろ！！？』
チラリ、と見えたサボの顔は
涙でぐちゃぐちゃだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆ(プロフ) - 未香恵さん» 未香恵さん、コメントありがとうございます！！そう言って頂けるのが1番嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2016年8月19日 18時) (
レス) id: 7256df261f (このIDを非表示/違反報告)
未香恵 - すごく面白いです！更新楽しみにしてます！ (2016年8月19日 18時) (レス) id: 496c94e823 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆ | 作成日時：2016年8月5日 22時
