もやもや ページ31
潤 side.
「…っわ！」
捻ったシャワーから勢いよく出た水に
意識がぐっと引き戻された。
よかった
おれ服脱いでた。
つーか…冷た！
ぼーっとしてると
思い出すのはさっきの和兄
あの表情。
和兄は
いつも優しく笑いかけてくれててさ
もちろんそれだけじゃなくて
怒ったりだって
心配そうに眉をたれたりするのだって
知ってるけど
あんな風に
心をうつさないような顔は初めてで
おじさんと
何があったかなんて分からない。
ただ単に本当に、
帰るタイミングだっただけかもしれない。
なのにこんなにも
心がざわつくなんて
前に『和兄のお父さんと会った』って
和兄に話してしまった時の事も
思い出しちゃって
あの時の動揺した姿も
変に引っかかってはいて
考え出すと
もやもやが止まらない
和兄が俺たち兄妹を気にかけてくれているのは
きっと同じような寂しさとか
悲しさとか
感じたことがあるからだろ？
そんな和兄にとっては
お父さんだって
おじさんだって
きっと
翔サンと同じ様に
心の支えになってる人のはずなのに。
和兄は
だいじょうぶなの？
自分に重ねて考え過ぎてる。
バカだな、和兄は大人なんだからって
そう思おうとするのに
胸は勝手にきゅうと音を立てる。
「ん…」
やっと温まってきたシャワーを
頭からかぶりながら
この言い様のない気持ちごと
流してくれたらいいのにって。
風呂から出て
タオルを肩にかけたまま
リビングに戻ったら
俺を見つけて
すぐに寄ってきてくれる優しい顔。
「髪も乾かさないで何してんの」
ふわと大きな手が
タオルごと頭を包み込んでくれて。
「かーぜひくだろ、もう」
仕方ねーなって感じで
ため息つきながらも
包む手はすげぇ優しくて
それが心地よくて
目をつむってそのままを受け入れていたら
急にぐいっと
タオルごと頭を引き寄せられて
「何も心配しなくていい、お前は」
ボソっと
耳元に置かれた言葉に
ハッとして目を開けると
タオルの隙間からのぞいた翔サンの笑顔
そして
「ちょーい！ちょいちょおーい！！
今のはないわーー櫻井さん！」
ソファから聞こえた
いつも通りの抗議の声が
「ふふ」
心に燻っていたものに
ほろりと雫を落としてくれる。
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桜＊潤(プロフ) - ユヅキさん熱でダウンとTwitterでみてびっくりしました(T_T)無理せずに休んでくださいね。読めないのは凄く寂しいけどユヅキさんの体が一番ですから。大人しく待ってます(^o^)v (2016年12月14日 9時) (
レス) id: 9b92e1151d (このIDを非表示/違反報告)
ユヅキ(プロフ) - 元気…と思ったらいきなりの発熱でダウンしてました…やだよー、もうしんどい！爆 AJもとまるし、こちらも移行出来ないし…気になってはいるんだけど…もうすぐ冬休みだから移行したとしてもすぐに少しお休みになるかなぁ…汗 最悪正月明けとかには…ならないように…笑 (2016年12月13日 21時) (レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
桜＊潤(プロフ) - ユヅキさんTwitterでは元気にされているので心配してませんがこちらの翔さんと潤くんは元気かなと思ってました(笑)AJコンビが終わるまで待ってますね(^з^)-☆私はここしか読めないけどね(笑) (2016年12月10日 13時) (レス) id: 9b92e1151d (このIDを非表示/違反報告)
ユヅキ(プロフ) - AJもそろそろ終わるので、年末特番など楽しみながら気長にお待ちいただけると嬉しいでーす(^ ^) (2016年12月10日 10時) (レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
ユヅキ(プロフ) - れいさん» お休みしてひと月くらい経っちゃいますもんね（AJを書いてるので自分ではそんなあいてない気分ですけど。笑）すいません。でもツク生活も細く長くを目指していて（笑）元気なうちは消えはしませんのでご心配なさらずー！笑 (2016年12月10日 10時) (レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユヅキ
| 作成日時：2016年9月15日 18時
