電話の主は ページ6
潤 side.
「おじさん？」
思わず呟いたおれの言葉を
スピーカー越しのおじさんが拾ったみたいで
『あ？その声…
じゅん…か？あれ？
カズのケータイじゃなかったか？』
「いやいや。合ってる合ってる」
テーブルの上の携帯を拾い上げながら
スピーカーをオフにする二宮。
だけどまあ
中々のおっきな声が
また叫ぶように話すもんだから丸聞こえで
『なんでカズとじゅんがいるんだ？
おい、カズ！じゅんは
うちの翔のヨメだぞ、盗んなよ！？』
「何言ってんの、おじさん」
いや、二宮。
その返事、まじ正解。
(その呆れ方も含めてな！)
二宮はそのまましばらく話してから
おれに携帯を差し出してきて
「大野、いい？
おじさんがかわってくれってうるさい」
通話口から『うるさいって何だあ』とか、
ブーブー言ってそうな声が聞こえてきて
二宮ともすごく仲良しなんだなって感じられた。
二宮から携帯を受け取ると
『おーじゅん！元気にしてるかあ』
嬉しさを隠さない声に
あのニコニコした笑顔が頭に浮かんで
こっちもつい笑ってしまう。
「元気そうだね、おじさんも」
『おうよ。
この前は写真と手紙ありがとな。
お前ー泣かせんなよ』
少し遅くなったけど
前に撮った家族写真と
泊めてもらったお礼の手紙を添えて
送っといたんだった。
「別に泣かせてないでしょ。
思った事を書いただけだけど」
『そっかそっか、ありがとな。
また遊びに来いよ、待ってっから』
「うん」
通話を切って二宮に携帯を返すと
「翔ちゃんの実家に遊びに行ったんだってね」
って聞かれて。
別に後ろめたい事でもないはずなのに
これは言っていいことかな？って
一瞬迷ったのもあって
(二宮も担任ではないけど先生だし…ね)
「それ目的で行ったんじゃないんだけど。
結果的には…そうなったというか」
おれが歯切れ悪そうに話したからか
「ふふっ」と笑われて。
「ほーんと、
仲良しになってんだなあ」
って少し眉を下げた笑顔で
そう言われた。
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ユヅキ(プロフ) - YUMIさん» ほんとにいつもコメントをくださってありがとう〜私の方もとっても楽しみにしているんですよ〜(#^.^#)移行まで少しお時間いただきますが、再開の際にはよろしくお付き合いくださーい(*^^*) (2016年3月25日 23時) (
レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
ユヅキ(プロフ) - YUMIさん» そうですね〜Jさんはしょーさんの些細な揺れに気づいたのか、無意識に自然にか…(*^^*)これからもこんな風にお互い寄り添っていくんでしょうね、ふふ(#^.^#) (2016年3月25日 23時) (レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - 次の移行まで時間があるようですが、私はいつまででも待てるので、ユヅキさんの時間が充分確保出来た時にでも更新して下さい。ご家族との御旅行気をつけて楽しんで下さいね(^-^) 長々と失礼致しました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - ユヅキさん、いつも更新ありがとうございます。ユヅキさんの作品を初めて拝見した時から毎日が本当に楽しくて、ユヅキさんの作品は私の生きる糧になってます。本当にありがとうございます！ それからご家族と御旅行との事、承知しました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - すっと微睡みに落ちた翔さんの気持ちが痛い程こちらに伝わって来ました。切っても切り離せない絆で結ばれた二人は、今後どんなことがあろうとも二人で、周りの人たちと一緒に乗り越えていくであろう姿がありありと浮かんできました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユヅキ
| 作成日時：2016年2月12日 10時
