一緒に？ ページ20
潤 side.
なんだか松岡さんサイドは騒ついてるけど
おれはそのすきに
雅紀の手にあった写真集を取ってページを開いた。
あ、これ
おれが翔サンちで
手にとって見た事あるやつだ
街角で撮ったスナップ写真
みたいなんだけど、
色鮮やかなモチーフが必ずあって
それがその人と絶妙にマッチしてて
これ、すげぇアートじゃん！って思った。
翔サンちの本棚の中の写真集で
気に入った中のひとつ。
《まち人図鑑》
松岡さんの作品だったんだ。
しげしげと写真集を眺めてたら
「いつまで見てんの！」って雅紀に取り上げられた。
スタッフさんが一生懸命松岡さんに話をしてると
松岡さんの目が次第に力をもつようになってきて
「秘蔵っ子じゃねぇよ。
知り合いって程でもない。
ただ飲み屋で会ったことあるだけで
じゅん悪かったな、取り乱して」
完全に正気に戻った顔をした松岡さんが
そう言いながらおれの前に歩み寄ってきた。
それと同時に雅紀がおれを隠すように前に立って
「で？…まだ何か用あります？
おれらこれから行くとこあるんだけど」
「ーあぁ、時間ないのか」
松岡さんがあからさまにガッカリした顔をして
後ろのスタッフさんたちも
さっきまでの嬉しそうな顔が消えて
困ったようにザワザワし始めてて
少し気になったから
「何かあるんですか？」
「潤！」
「話くらい聞けるじゃん。
あとは飯行くくらいだし」
おれがそう言うと、
松岡さんの顔がぱあっと輝いて
「その飯、ご馳走させて！
一緒に行こう、ここの近くに
うまいハンバーグの店あんだよ！」
「ーは！？やだよ」
思いっきり顔を顰めて雅紀が拒否したけど
松岡さんは雅紀の肩をパンパン叩きながら
強引に「さあ、行こう！」って歩き出した。
そんな姿を見て
あ、松岡さんの本来の姿が戻ってきたなーって
なぜか少しホッとした。
松岡さんに案内されてきたハンバーグの店で
おれをグイッと壁際の席に追いやって
隣に強引に松岡さんが座ってきた。
「なんであんたが潤の隣に座んだよ？」
「ケチクセェ事いうなよ。
いーじゃねぇか
あの店ではいつも隣に座ってたぜ？」
「もう店員じゃねーから！」
「雅紀、いいから座れよ」
おれがそう促すと
雅紀は渋々おれの向かいの席に座った。
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ユヅキ(プロフ) - YUMIさん» ほんとにいつもコメントをくださってありがとう〜私の方もとっても楽しみにしているんですよ〜(#^.^#)移行まで少しお時間いただきますが、再開の際にはよろしくお付き合いくださーい(*^^*) (2016年3月25日 23時) (
レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
ユヅキ(プロフ) - YUMIさん» そうですね〜Jさんはしょーさんの些細な揺れに気づいたのか、無意識に自然にか…(*^^*)これからもこんな風にお互い寄り添っていくんでしょうね、ふふ(#^.^#) (2016年3月25日 23時) (レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - 次の移行まで時間があるようですが、私はいつまででも待てるので、ユヅキさんの時間が充分確保出来た時にでも更新して下さい。ご家族との御旅行気をつけて楽しんで下さいね(^-^) 長々と失礼致しました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - ユヅキさん、いつも更新ありがとうございます。ユヅキさんの作品を初めて拝見した時から毎日が本当に楽しくて、ユヅキさんの作品は私の生きる糧になってます。本当にありがとうございます！ それからご家族と御旅行との事、承知しました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - すっと微睡みに落ちた翔さんの気持ちが痛い程こちらに伝わって来ました。切っても切り離せない絆で結ばれた二人は、今後どんなことがあろうとも二人で、周りの人たちと一緒に乗り越えていくであろう姿がありありと浮かんできました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユヅキ
| 作成日時：2016年2月12日 10時
