不機嫌な声の ページ16
潤 side.
夜、風呂に入って部屋に戻ると
雅紀から着信があって
『おっす！潤、ゲンキー？』
夜なのにバカでかい元気な声が聞こえて
若干懐かしい気持ちになる。
思えば、夏休みに入ってから
そんなに会ってないもんね。
「どした？」
『課題すすんでる？
数学のワーク終わった？』
雅紀もおれと同時に合宿に入るから
いま課題に追われてんだよね。
「数学は終わったよ。あとは感想文」
『まじ！？すげぇ！
お願い！ワーク貸して！！』
「いいけどー」
『うっわ、ありがと潤！大好き！
じゃ明日取りに行くから！』
「うん。ああ、ちょっと待って！
ワーク、翔サンちにあるんだった！」
『へ？櫻井さん？』
「そう」
『なんで櫻井さんちにあんのよ』
なんだか少しだけ
雅紀の声のトーンが低くなって
「なんでって
翔サンちで課題やってるから」
『はあっ？…ふーん、そう』
ますます声が不機嫌になった気がするけど
人がどこで課題やろうが
どーでもよくね？
雅紀の不機嫌の意味が分かんないまま
でもとりあえず明日のワーク受け渡しの約束をして。
『お礼にランチ奢るから一緒に食お？』
「まじ？やった！」
すぐに不機嫌声は消えたけど
普段は滅多に怒らない雅紀の
たまーに不機嫌になる時のタイミング。
掴めないんだよなぁ。
携帯をベッドサイドにぽいっと置いて
持ってきてた感想文のための小説を開いて数分
「ふぁ、…ねむ」
読むためにじゃなく
寝るための子守唄代わりに持ってきたみたい。
小説もベッドサイドに置いて
仰向けになる。
ぼーっとした頭で
明日の予定をなんとなく追う。
明日はー先に翔サンち寄って
ワーク取って来て
雅紀に渡して、昼飯食ってー
図書館近いし
課題しよっかな。
でから
んー
今朝送ってくれた時、おれの手を掴んで
何か言いたそうだった翔サン
車でも難しそうな顔して何か考え事してたよね。
おれも松岡さんのことで頭グルグルしてたから
余裕なかったけど。
気になるから
明日はまた翔サンに会いに行こうーかなあ
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ユヅキ(プロフ) - YUMIさん» ほんとにいつもコメントをくださってありがとう〜私の方もとっても楽しみにしているんですよ〜(#^.^#)移行まで少しお時間いただきますが、再開の際にはよろしくお付き合いくださーい(*^^*) (2016年3月25日 23時) (
レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
ユヅキ(プロフ) - YUMIさん» そうですね〜Jさんはしょーさんの些細な揺れに気づいたのか、無意識に自然にか…(*^^*)これからもこんな風にお互い寄り添っていくんでしょうね、ふふ(#^.^#) (2016年3月25日 23時) (レス) id: ead05f967a (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - 次の移行まで時間があるようですが、私はいつまででも待てるので、ユヅキさんの時間が充分確保出来た時にでも更新して下さい。ご家族との御旅行気をつけて楽しんで下さいね(^-^) 長々と失礼致しました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - ユヅキさん、いつも更新ありがとうございます。ユヅキさんの作品を初めて拝見した時から毎日が本当に楽しくて、ユヅキさんの作品は私の生きる糧になってます。本当にありがとうございます！ それからご家族と御旅行との事、承知しました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
YUMI(プロフ) - すっと微睡みに落ちた翔さんの気持ちが痛い程こちらに伝わって来ました。切っても切り離せない絆で結ばれた二人は、今後どんなことがあろうとも二人で、周りの人たちと一緒に乗り越えていくであろう姿がありありと浮かんできました。 (2016年3月24日 7時) (携帯から) (レス) id: a887c47837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユヅキ
| 作成日時：2016年2月12日 10時
