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「ここがAの部屋」
二階に到着すると、マサイさんが二階にある一枚の扉を開く。
そこにはとても広く、そして私がここに引っ越してくるに当たって送っていた家具や荷物が綺麗に並んでいる部屋が広がっていた。
「この家具……誰が並べてくださったんですか?」
私がマサイさんに訊くと、マサイさんは首を傾げた後に「誰だろうね」とイタズラに笑った。
しかし、どうやって並べたのだろうか。
運ばれた家具を並べるなんてことは簡単だ。
だが、この並べ方は―――
「元の並べ方と一緒って……」
この家具の並べ方は、私が元住んでいた家の自室と全く同じだ。部屋の広さが違うだけで。
「そっか」
マサイさんはまるで全てを理解しているかのような顔をしていた。
「ていうかA、やっぱまだ硬いよ? 俺のこと、マサイって呼んでよ。同い年なんだし」
マサイさんに言われ、私は確かにそのとおりだと思った。同い年で、これから一緒に住んでいくというのに敬語を使う必要はないだろう。
「分かった。じゃあマサイ君って呼ぶね」
流石にそのままマサイと呼ぶのには抵抗があったため、敬称を変えて呼ぶことに。
マサイ君はそんな私の様子を見て、とても喜んでくれた。
「他のメンバーにも同じように接してくれていいからな」
マサイ君に言われ、私はコクコクと頷く。
その後、しばらく部屋を見渡した後にリビングに戻ることにした。
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ヒカリ - この作品みてて後々きずいたんですけど「あたしのあーる」ですよね?間違ってたらごめんなさい (2018年8月20日 15時) (レス) id: 9436d6040f (このIDを非表示/違反報告)
夘月(プロフ) - Flowerさん» コメントありがとうございます! 好きと言われてとても光栄に思います(*^^*) 続きが気になりますか……! 更新頑張りますね(*^^*) ありがとうございます! これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年6月14日 16時) (レス) id: 362c230e82 (このIDを非表示/違反報告)
Flower(プロフ) - 初コメ失礼いたします!この作品めちゃくちゃ好きです……なんか、こう…先が気になるぅ、みたいな(語彙力)これからも応援しております笑 コメント失礼しました! (2018年6月14日 10時) (レス) id: 0fb1b62cfe (このIDを非表示/違反報告)
夘月(プロフ) - 莉夏さん» コメントありがとうございます! 大好きと言ってくださるのは此方のモチベーションにも繋がります! ありがとうございます(*^^*) これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年5月1日 18時) (レス) id: 362c230e82 (このIDを非表示/違反報告)
夘月(プロフ) - #よもぎもちさん» コメントありがとうございます! 続きが気になると言ってくださるのは何よりです(*^^*) 自分のペースで徐々に更新していけたらなと思っている所存です! これからも応援よろしくお願いします(*_ _) (2018年5月1日 18時) (レス) id: 362c230e82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夘月 | 作成日時:2018年3月8日 14時