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「A、“あれ”ちゃんと持ってるか？」
Aはフレッドとリーの話に聞き耳を立てるのをやめて、胸元をまさぐった。“逆転時計”と一緒に、首に二人からもらったペンダントを掛けていた。
「良かった。まあちょっと邪魔かもしれないけど、できればずっと持っててほしいんだ」
ジョージが言った。Aは小さく頷いて、またチキンを食べ始めた。
しばらくして、アルバス・ダンブルドア校長が再び立ち上がった。大広間を満たしていたガヤガヤというおしゃべりが、ほとんどいっせいにピタリとやみ、聞こえるのは風の唸りと叩きつける雨の音だけになった。
「さて！」
ダンブルドアは笑顔で全員を見渡した。
「みんなよく食べ、よく飲んだことじゃろう。いくつか知らせることがある。もう一度耳を傾けてもらおうかの」。管理人のフィルチさんから皆に伝えるようにとのことじゃが、城内持ち込み禁止の品に、今年は次のものが加わった。『叫びヨーヨー』、『噛みつきフリスビー』、『殴り続けのブーメラン』。禁止品は全部で四三七項目あるはずじゃ。リストはフィルチさんの事務所で閲覧可能じゃ。確認したい生徒がいればじゃが」
ダンブルドアの口元がひくひくっと震えた。 引き続いてダンブルドアが言った。
「いつものとおり、校庭内にある森は、生徒立ち入り禁止。ホグズミード村も、三年生になるまでは禁止じゃ。───寮対抗クィディッチ試合は今年は取りやめじゃ。これを知らせるのはわしの辛い役目でのう」
「エーッ！」
前の方にいたハリーが絶句し、チームメイトのフレッドとジョージを振り向いた。二人ともあまりのことに言葉もなく、ダンブルドアに向かってただ口をパクパクさせていた。 ダンブルドアの言葉が続く。
「これは、十月に始まり、今学年の終りまで続くイベントのためじゃ。先生方もほとんどの時間とエネルギーをこの行事のために費やすことになる――しかしじゃ、わしは、皆がこの行事を大いに楽しむであろうと確信しておる。ここに大いなる喜びを持って発表しよう。今年、ホグワーツで――」
しかしまさにその時、耳をつんざくような雷鳴とともに、大広間の扉が勢いよく開けられた。扉の向こうに一人の男が立っていた。彼は長い杖に寄りかかり、黒い旅行用のマントを身に纏っている。大広間の視線は一斉に、見知らぬ男に向けられた。
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鵲(プロフ) - (・´-・｀）ﾄﾞﾔｧさん» ありがとうございます…！うーん、端末によってwebの検索の仕方が違うとは思うのですが、直接リンクを開くと作品に飛べると…思います…若しくは、R18を表示できる設定にしていれば、私の作品ページから飛べないでしょうか？＞＜お手数おかけして申し訳ありません！ (4月20日 3時) (
レス) @page43 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
(・´-・｀）ﾄﾞﾔｧ(プロフ) - レヴィアタンの独白を読んでこの方すげぇな…って感動してしまいました！先程のコメント通りにwebの検索欄にペーストするとあいばくのアイソレーションという作品に飛んでしまうのですが…。すいません。その場合どうすれば良いでしょうか？？ (4月19日 7時) (レス) @page43 id: 831d7e662a (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - かなさん» 読んでくださりありがとうございます😭！リンクをコピーしてwebの検索欄にペーストしたら飛べないでしょうか…！ (3月27日 5時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございます！🙏😭R18あまり自信はないのですが、お楽しみいただけたら幸いです……😭😭 (3月27日 5時) (レス) @page43 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - 全ての作品楽しみに見させてもらってます！R18作品がリンクから飛んでも見れなくて、どこから見せますか？🥺 (3月25日 9時) (レス) @page43 id: 6549d2c57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2024年2月24日 6時
