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初日から、Aは授業で大忙しだった。ハーマイオニーはマグル学と占い学をやめたため、もう二人で“タイムターナー”を使う必要はなくなった。Aは一人で時計を回し授業に出ていた。しょっぱなから薬草学、魔法生物飼育学、占い学、数占い、マグル学と、詰め詰めの時間割だった。
初日の授業を終えて、くたくたで大広間に向かうと、フレッドとジョージが、リーとともに“3校対抗試合”に潜り込む方法を考えていた。
「A、お疲れ様」
Aが近くの席に倒れるように座ると、ジョージがAに気がついて声をかけた。
「大丈夫か？」
「クタクタだ。占い学は来週の月曜までに提出の課題が出されたし、マグル学は明後日までにレポートを仕上げなくちゃいけない」
「また去年と同じ狂った時間割か？」
フレッドが話をやめてAを見た。
「体が持たないぞ。去年だって、だいぶ疲れてたじゃないか」
「今年こそ──学年一位だ──」
Aはカバンの中から“マグル学”の教科書と、何やら分厚い参考書を取り出し、テーブルにドサッとおいた。
「グレンジャーはマグル学と占い学をやめた。私のほうが多く教科を取ってる──より優秀なのがどっちか、もう明白だ」
ハーマイオニー・グレンジャーへの対抗心が四年生になった今学期も変わらないAに、フレッドはやれやれというように肩をすくめた。
「だけど、無理するなよ。また徹夜で勉強するつもりじゃないだろうな？ 体を壊したら元も子もないだろ？」
ジョージが心配そうに言ったが、Aはジョージの話など全く聞いていなかった。
─────
木曜日、初めての「闇の魔術に対する防衛中」の授業があった。席に座りムーディ先生を待っていると、程なくして先生はやってきた。コツッ、コツッという音とたもに、いつもの不気味な、恐ろしげな姿がヌッと入ってきた。鉤爪つきの木製の義足が、ローブの下から突き出しているのが、ちらりと見えた。
「そんな物、しまってしまえ」
コツッ、コツッと机に向かい、腰を下ろすや否や、ムーディが唸るように言った。
「教科書だ。そんな物は必要ない」
みんな教科書をカバンに戻した。ムーディは出席簿を取り出し、傷痕だらけの歪んだ顔にかかる、たてがみのような長い灰色まだらの髪をブルブルッと振り払い、生徒の名前を読み上げはじめた。
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鵲(プロフ) - (・´-・｀）ﾄﾞﾔｧさん» ありがとうございます…！うーん、端末によってwebの検索の仕方が違うとは思うのですが、直接リンクを開くと作品に飛べると…思います…若しくは、R18を表示できる設定にしていれば、私の作品ページから飛べないでしょうか？＞＜お手数おかけして申し訳ありません！ (4月20日 3時) (
レス) @page43 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
(・´-・｀）ﾄﾞﾔｧ(プロフ) - レヴィアタンの独白を読んでこの方すげぇな…って感動してしまいました！先程のコメント通りにwebの検索欄にペーストするとあいばくのアイソレーションという作品に飛んでしまうのですが…。すいません。その場合どうすれば良いでしょうか？？ (4月19日 7時) (レス) @page43 id: 831d7e662a (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - かなさん» 読んでくださりありがとうございます😭！リンクをコピーしてwebの検索欄にペーストしたら飛べないでしょうか…！ (3月27日 5時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございます！🙏😭R18あまり自信はないのですが、お楽しみいただけたら幸いです……😭😭 (3月27日 5時) (レス) @page43 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
かな - 全ての作品楽しみに見させてもらってます！R18作品がリンクから飛んでも見れなくて、どこから見せますか？🥺 (3月25日 9時) (レス) @page43 id: 6549d2c57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2024年2月24日 6時
