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Aが談話室に降りたとき、そこではフレッドとフィオナがチェスをしていて、その近くでジョージがその様子を見ていた。ハリーとロンも同じようにチェスをしていたが、ハリーはロンにチェスで勝てないのがつまらなくなってしまったのか、退屈そうな顔で座っていた。
一方ここにいるウィーズリー兄弟で一番上の兄であるパーシーは、そのグループのどこにも加わらず、端っこで勉強をしている。
「あ、A──」
フィオナがAに気がついて振り向いた。そして、どこか気まずそうに、ぎこちなく話を始めた。
「A、プレゼント、見たかしら？ ママが贈ってくれた──あのね、あれ、私とおそろいみたいなの──その、あなたが私のことを……好きじゃないのは、分かってるわ。でも、ママが私達の為を思って編んでくれたものだから、どうか──」
「必要ない」
Aはフィオナの方を見もせずに告げた。フィオナが目を丸くした。
「えっ？」
「もう捨てた」
フィオナの顔がショックで歪んだ。Aがそのまま近くのソファーに腰掛け本を開くと、フィオナは慌ててAの方へ駆け寄ってきた。
「ど、どういうこと？捨てたって！」
「そのままの意味だ。使うことのないものを持っていたって、邪魔になるだけだろう」
「そ───そんなの──あんまりだわ──」
フィオナはショックで、うまく言葉も出ないようだった。
「ママは、私達がまた仲良くしてくれたらって、そう思って編んでくれたのよ」
「“また”？」
Aは本を閉じると、フィオナを見上げて、心底不快そうに眉を寄せた。
「私達の仲が良かったことなんて、一度もない」
フィオナはガラス玉のような青い瞳を見開いて固まってしまった。Aは立ち上がると、ここで本など読んでいられないと、そのまま談話室を出ていってしまった。
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鵲(プロフ) - あんみつさん» ここの二人を複雑な関係性にしたかったので嬉しいです…🩷💖ありがとうございます😭😭💓 (7月3日 17時) (
レス) @page50 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - フィオナが悪い子じゃないのはわかるけど夢主ちゃんの気持ちを思うとスッゴくもやもやする〜!!でもこのモヤモヤが最高です！ (7月3日 16時) (レス) @page43 id: 8881878887 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - kokonaさん» ひゃぁ〜ありがとうございます…💕💕可愛く書けてたら嬉しいです‼️😭😭🩷🩷 (7月3日 5時) (レス) @page46 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
kokona(プロフ) - ヒロインちゃん可愛すぎる……大好きです😭 (7月1日 23時) (レス) @page32 id: d3088186d6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぽてとさん» 初コメありがとうございます‼️💕ひゃー嬉しいです😭🩷🩷ありがとうございます🩷🩷がんばります‼️‼️‼️‼️😭😭😭🩷🩷 (6月29日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年6月16日 2時
