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少しの間沈黙が流れた。それを破ったのはAのほうだった。
「私だって、二人がもし危険な目にあったらって思ったら、怖いし、心配だよ。そばにいれば、少しでもそのリスクを減らせるかもしれないって思って……二人もそうなんだろ？」
「…………ああ」
ジョージは頷きながら、自分の耳の傷をまさぐった。Aはジョージの方に寄ると、その手をどかして耳のあたりを見た。
「包帯、巻き直そうか？」
「いや、大丈夫」
ジョージはそう言うと、Aの手を掴み、そのままソファーの上に押し倒した。
「わ、な、なっ……ジョージ！」
「いいじゃないか、せっかく二人きりなんだから」
「私は心配してるのに！」
「あんまり騒ぐと誰か起きるかもな」
ジョージがニヤッと笑った。Aは口をはくはくさせながら、真っ赤な顔でジョージを咎めるように見つめた。
「そんな目しても興奮するだけだって分かるだろ？」
「へ、変態！」
「ありがと」
ジョージはそう言いながらAの首筋に顔を埋めた。Aはジョージを押しのけようとしたが、暴れてジョージの傷口が開くかもしれないと思ったら、上手く抵抗できなかった。
「っ、ぅ、あっ」
「A、好きだよ」
ジョージはAの首筋に唇を押し付けて口付けたあと、顔を上げた。真っ赤なAの顔を見つめて満足そうに微笑むと、そのまま、こんどは唇に口付けた。
「んっ、んんーーっ」
「暴れるなって」
Aが足をジタバタさせたので、ジョージは笑いながらAの足を手で抑えた。
「A、俺怪我人だぜ？優しくしてくれよ」
「ず、ずるいこと言うなよ！」
「今日だけは許して。痛いのは本当だからな」
ジョージは自分の耳を指差しながら笑った。
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鵲(プロフ) - ウルさん» ワッ…‼️ありがとうございます😭🙏💖💖徹夜で…嬉しいです…がんばります😭🙏💓 (2023年5月9日 2時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» 通知を見逃しており返信遅れてすみません‼️😭ありがとうございます！😭😭💓💓 (2023年5月9日 2時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 長い間このような素晴らしい作品を探していたのだと思います。映画ではなく本の内容で、ストーリーに忠実に、話を歪めることなく文才溢れる作者さんを。昨日の昼から徹夜で一気読みしました。応援しています。 (2023年5月6日 20時) (レス) id: 17e5f8d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - シリアスなストーリーの中、少しでも双子との会話が心温まります😊 (2023年4月16日 17時) (レス) @page43 id: 225664e10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年4月16日 2時
