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その夜、グリフィンドールの談話室で、ハリーは英雄だった。大胆不敵にも、フレッドとジョージは「ザ・クィブラー」の表紙の写真に「拡大呪文」をかけ、壁に掛けた。ハリーの巨大な顔が部屋のありさまを見下ろしながら、ときどき大音響でしゃべった。
「魔法省の間抜け野郎」
「アンブリッジ、糞食らえ」
ハーマイオニーはこれがあまり愉快だとは思わず、集中力が削がれると言った。そして、とうとう苛立って早めに寝室に引き揚げてしまった。
ハリーも、一、二時間後にはこのポスターがそれほどおもしろくないと認めざるをえなかったようだ。とくに、「おしゃべり呪文」の効き目が薄れてくると、「糞」とか「アンブリッジ」とか切れ切れに叫ぶだけで、それもだんだん頻繁に、だんだん甲高い声になってきた。
ハリーもとうとう寝室に上がると、インタビューの話を繰り返し聞きたがっていた生徒たちはがっかりしていた。
─────
「フレッド、ジョージ、あんまり大胆なことはやめてくれ。二人がアンブリッジ先生から罰則を受けるはめになったら……」
「心配してるのか？Aは今日もかわいいな」
「真面目に聞いてくれ！！」
その日は夕食を食べるために、Aはフレッド、ジョージとともに広間へ向かっている途中だった。二人があまりにもアンブリッジを挑発するようなことばかりしでかすので、Aは、二人が罰則にあったらと不安でたまらなかった。
真面目に話を聞こうとしない二人にAが憤慨したその時、突然悲鳴が聞こえてきた。玄関ホールの方からだ。
三人は顔を見あわせ玄関ホールのほうへと向かった。玄関ホールは超満員だった。Aたちと同じように、何事かと大広間から見物の生徒が溢れ出してきていたのだ。他の生徒は大理石の階段に鈴なりになっていた。Aたちもそこから様子を見た。見物人は大きな円を描き、何人かはショックを受けたような顔をし、また何人かは恐怖の表情さえ浮かべていた。
マクゴナガル先生が、目の前の光景に気分が悪くなったような様子で立っていた。その視線の先に、トレローニー先生がいた。玄関ホールの真ん中に立っている。片手に杖を持ち、もう一方の手に空っぽのシェリー酒の瓶を引っ提げ、完全に様子がおかしい。髪は逆立ち、メガネがずれ落ちて片目だけが不揃いに拡大され、何枚ものショールやスカーフが肩から勝手な方向に垂れ下がり、先生はいまにも崩壊しそうだった。
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Neko(プロフ) - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください (2022年12月11日 18時) (
レス) @page27 id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！！！！更新頑張ります😭💪🏻💪🏻 (2022年7月17日 3時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからも気長に待ってます！😊 (2022年7月10日 7時) (レス) @page44 id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - mp0623さん» わー！！長らくおまたせしてすみませんー！！ありがとうございますーー！！！がんばります！！💪🏻💪🏻💪🏻 (2022年7月10日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
mp0623(プロフ) - 続き嬉しいです〜〜〜！夢主ちゃんに甘々な双子が可愛いです☺️💖💖引き続き楽しみにしています！！！ (2022年7月6日 3時) (レス) @page31 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年5月28日 3時
