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「もうおやすみの時間ね」
しばらくたって、ウィーズリーおばさんが欠伸しながら言った。
「いや、モリー、まだだ」
シリウスが空になった自分の皿を押し退け、ハリーのほうを向いて言った。
「いいか、君には驚いたよ。ここに着いたとき、君は真っ先にヴォルデモートのことを聞くだろうと思っていたんだが」
部屋の雰囲気がさーっと変わった。一瞬前は、眠たげでくつろいでいたのに、いまや、警戒し、張りつめている。ヴォルデモートの名前が出たとたん、テーブル全体に戦慄が走った。ちょうどワインを飲もうとしていたルーピンは、緊張した面持ちで、ゆっくりとゴブレットを下に置いた。
「聞いたよ！」
ハリーは憤慨した。
「ロンとハーマイオニーに聞いた。でも、二人が言ったんだ。僕たちは騎士団に入れてもらえないから、だから――」
「二人の言うとおりよ」
ウィーズリーおばさんが言った。
「あなたたちはまだ若すぎるの」
おばさんは背筋をぴんと伸ばして椅子に掛けていた。
椅子の肘掛けに置いた両手を固く握り締め、眠気などひとかけらも残っていないように見える。
「騎士団に入っていなければ質問してはいけないと、いつからそう決まったんだ？」
シリウスが聞いた。
「ハリーはあのマグルの家に一ヵ月も閉じ込められていた。何が起こったのかを知る権利がある――」
「ちょっと待った！」
ジョージが大声で遮った。
「なんでハリーだけが質問に答えてもらえるんだ？」
フレッドが怒ったように言った。
「僕たちだって、この一ヵ月、みんなから聞き出そうとしてきた。なのに、誰も何ひとつ教えてくれやしなかった！」
ジョージが言った。
「『あなたはまだ若すぎます。あなたは騎士団に入っていません』」
フレッドは、紛れもなく母親の声だとわかる高い声を出した。
「ハリーはまだ成人にもなってないんだぜ！」
「騎士団が何をしているのか、君たちが教えてもらえなかったのは、わたしの責任じゃない」
シリウスは静かに言った。
「それは、君たちのご両親の決めたことだ。ところが、ハリーのほうは――」
「それだったら、Aはどうなんだ？」
ジョージが憤慨して言った。
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鵲(プロフ) - にんじんさん» わー！ありがとうございます！！嬉しいです〜😭🙏💕💕がんばります〜〜！ (2022年3月29日 14時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - そると。さん» 幸せにさせたいですーーー！！ありがとうございます！ (2022年3月29日 14時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - 丁度読み終わった時に更新されていたので嬉しくて堪りませんでした🥺✨作者様が書くお話やキャラクターが大好きです🥰ご無理をなさらぬように🙏これからも応援しています！ (2022年3月23日 1時) (レス) id: 65fef8ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - ほんんんんとに...主人公ちゃんには幸せになってほしい;;;; (2022年3月22日 16時) (レス) @page32 id: 49e4342c2d (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！😭🙏💗 (2022年3月22日 10時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年2月22日 19時
