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「さて、そこでじゃ。ここにいる者の中で二名の者が、互いに真の姿で認め合うべきときが来た。シリウス……普通の姿に戻ってくれぬか」
大きな黒い犬がダンブルドアを見上げ、一瞬で男の姿に戻った。 ウィーズリーおばさんが叫び声を上げてベッドから飛び退いた。
「シリウス・ブラック！」
おばさんがシリウスを指差して金切り声を上げた。フレッドとジョージが口をあんぐりと開けて、信じられないというようにシリウスを見つめた。
「ママ、静かにして！大丈夫だから！」
ロンが声を張り上げた。
スネイプは叫びもせず、飛び退きもしなかったが、怒りと恐怖の入り交じった表情だった。
「こやつ！」
スネイプに負けず劣らず嫌悪の表情を見せているシリウスを見つめながら、スネイプが唸った。
「やつがなんでここにいるのだ？」
「わしが招待したのじゃ」
ダンブルドアが二人を交互に見ながら言った。
「セブルス、きみもわしの招待じゃ。わしは二人とも信頼しておる。そろそろ二人とも、昔のいざこざは水に流し、互いに信頼し合うべきときじゃ」
ハリーには、ダンブルドアがほとんど奇跡を願っているように思えた。シリウスとスネイプは、互いにこれ以上の憎しみはないという目つきで睨み合っている。
「妥協するとしよう」
ダンブルドアの声が少しイライラしていた。
「あからさまな敵意をしばらく棚上げにするということでもよい。握手するのじゃ。君たちは同じ陣営なのじゃから。時間がない。真実を知る数少ないわれわれが、結束して事に当たらねば、望みはないのじゃ」
ゆっくりと――しかし、互いの不幸を願っているかのようにギラギラと睨み合い――シリウスとスネイプが歩み寄り、握手した。そして、あっという間に手を離した。
「当座はそれで十分じゃ」
ダンブルドアが再び二人の間に立った。
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鵲(プロフ) - にんじんさん» わー！ありがとうございます！！嬉しいです〜😭🙏💕💕がんばります〜〜！ (2022年3月29日 14時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - そると。さん» 幸せにさせたいですーーー！！ありがとうございます！ (2022年3月29日 14時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - 丁度読み終わった時に更新されていたので嬉しくて堪りませんでした🥺✨作者様が書くお話やキャラクターが大好きです🥰ご無理をなさらぬように🙏これからも応援しています！ (2022年3月23日 1時) (レス) id: 65fef8ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - ほんんんんとに...主人公ちゃんには幸せになってほしい;;;; (2022年3月22日 16時) (レス) @page32 id: 49e4342c2d (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！😭🙏💗 (2022年3月22日 10時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年2月22日 19時
