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それから数日後、Aたちは隠れ穴を出て、不死鳥の騎士団の本部へと向かった。
騎士団の本部は、ロンドンのグリモールド・プレイス十二番地という場所にあった。十一番地と十三番地の間から、どこからともなく扉が現れ、まるで両側の家を押しのけ、もう一つの家が膨れ上がってきたようだった。しかし、中にいる他のマグルはそれを感じないようだった。
本部は広かった。Aたちはそこで、ざっと数十名の騎士団員に会った。
「シリウス！」
「A。元気そうで良かったよ」
本部にいたシリウスに声をかけると、シリウスはAを見てニッコリ微笑み、それからAにハグをした。
「君ともっと話す機会が欲しかったんだ。ここにいる間なら、以前よりは増えるだろう」
「私もシリウスともっと話したかったんだ！」
シリウスが以前、Aに「自分と君は似ている」と話したことをAは覚えていた。同じ境遇のシリウスと、もっと話がしたかった。
「A、いつからシリウスと知り合いだったんだよ？」
フレッドが唇をとんがらせながら言った。
「えーと……三年生のときに……」
「今までは秘密にしていたがね。ロンたちも含めて、会ったことがある」
「Aが怪我したときか？」
ジョージが顔をしかめた。Aは慌てて訂正した。
「でも、怪我をしたのはシリウスのせいじゃない──暴れ柳にやられたんだから」
「やあ、A」
奥の部屋からルーピンが現れ、爽やかにAに挨拶をした。Aは振り向いた。
「ルーピン先生！」
「もう先生じゃないし、私のことはリーマスでいいよ」
リーマスはそう言ってニッコリ笑った。
「あれからボガートは克服できたかい？」
「あ……いえ」
Aは肩を落とした。
「最近ボガートと遭遇してないから分からないけど……」
「まあ、君なら大丈夫さ」
リーマスがAの頭をポンポン叩きながら言った。
「ありがとう、リーマス」
Aが曖昧に微笑んでいると、フレッドがAの手を掴んだ。
「A、上に行こうぜ。上の寝室が見たい」
「あ、うん──シリウス、またあとで」
Aはフレッドに手を引っ張られながら、もう片方の手でシリウスに手を振り、階段を上がっていった。シリウスとリーマスは顔を見合わせてふっと笑った。
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鵲(プロフ) - にんじんさん» わー！ありがとうございます！！嬉しいです〜😭🙏💕💕がんばります〜〜！ (2022年3月29日 14時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - そると。さん» 幸せにさせたいですーーー！！ありがとうございます！ (2022年3月29日 14時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - 丁度読み終わった時に更新されていたので嬉しくて堪りませんでした🥺✨作者様が書くお話やキャラクターが大好きです🥰ご無理をなさらぬように🙏これからも応援しています！ (2022年3月23日 1時) (レス) id: 65fef8ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - ほんんんんとに...主人公ちゃんには幸せになってほしい;;;; (2022年3月22日 16時) (レス) @page32 id: 49e4342c2d (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 神崎さん» ありがとうございますー！😭🙏💗 (2022年3月22日 10時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年2月22日 19時
