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「もういっぱい人がいるな」
フレッド、ジョージ、リーは、階段の上からみんなを見つめていた。それから老け薬の小瓶を開け、三人は一滴ずつ老け薬を飲んだ。
老け薬を飲み終えたフレッド、ジョージ、リーは急いで階段を下りていった。三人ともひどく興奮していた。Aも慌ててその後を追った。
「やったぜ」
フレッドが勝ち誇ったように、近くのハリー、ロン、ハーマイオニー、オリヴィアに耳打ちした。
「いま飲んできた」
「何を？」
「『老け薬』だよ。鈍いぞ」
フレッドが言った。
「一人一滴だ」
有頂天で両手をこすり合わせながら、ジョージが言った。
「俺たちはほんの数ヵ月分、歳をとればいいだけだからな」
「三人のうち誰かが優勝したら、一千ガリオンは山分けにするんだ」
リーもニヤーッと歯を見せた。
「でも、そんなにうまくいくとは思えないけど」
ハーマイオニーが警告するように言った。
「ダンブルドアはきっとそんなこと考えてあるはずよ」
「私もそう言ったよ」
Aは肩を落とした。フレッド、ジョージ、リーは聞き流した。
「いいか？」
武者震いしながら、フレッドがあとの二人に呼びかけた。
「それじゃ、いくぞ──俺が一番乗りだ──」
フレッドは、「フレッド・ウィーズリー――ホグワーツ」と書いた羊皮紙メモをポケットから取り出した。
そしてまっすぐに線の際まで行ってそこで立ち止まり、十五メートルの高みから飛び込みをするダイバーのように、爪先立って前後に体を揺すった。そして、玄関ホールのすべての目が見守る中、フレッドは大きく息を吸い、線の中に足を踏み入れた。
一瞬、うまくいったと思った――ジョージもきっとそう思ったのだろう。やった、という叫び声とともに、フレッドのあとを追って飛び込んだ。──が、次の瞬間、ジュッという大きな音とともに、双子は二人とも金色の円の外に放り出された。
見えない砲丸投げ選手が、二人を押し出したかのようだった。
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mp0623(プロフ) - 最後の一文に「マジで？」って反射的に声が出ました…！ (2022年2月3日 5時) (
レス) @page50 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 鬼木天蓼さん» わー！！！前作も見てくださってありがとうございますーー！！！わーん楽しみにしていただけて嬉しすぎます😭💗💗💗ありがとうございます！！がんばりますーー！！！ (2022年1月29日 22時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - Maryさん» ギャーーー！！誤字です意味分かんない誤字してて申し訳ないですうわー！！なにこれ恥ずかしい😭😭😭😭😭ありがとうございます！！！ (2022年1月29日 22時) (レス) @page22 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鬼木天蓼(プロフ) - 鵲さん初コメ失礼します！前作の「愛憎のフィナーレ｣も今回のシリーズも最高です！男勝りな夢主ちゃん可愛すぎて好きです!! 鵲さんのこの小説が最近の私の楽しみです!!!!素晴らしい小説ありがとうございます！！！！応援してます！！ (2022年1月29日 21時) (レス) @page37 id: 6acfa79450 (このIDを非表示/違反報告)
Mary(プロフ) - 22ページの教科書の名前は誤字ですか？！ (2022年1月29日 15時) (レス) @page22 id: de57741303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年1月19日 2時
