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「ハリー、君はやるな？ 立候補するんだろ？」
「どこへ行っちゃったのかな？」
そのとき、このやりとりをまったく聞いていなかったロンが言った。クラムはどうしたかと、人混みの中を窺っていたのだ。オリヴィアも同じようにキョロキョロしていた。
「ダンブルドアは、ダームストラング生がどこに泊まるか、言ってなかったよな？」
しかし、その答えはすぐにわかった。ちょうどそのとき、スリザリンのテーブルまで進んだとに、カルカロフが生徒を急き立てている最中だった。
「それでは、船に戻れ」
カルカロフがそう言っているのが聞こえた。
「ビクトール、気分はどうだ？ 十分に食べたか？ 厨房から卵酒でも持ってこさせようか？」
クラムがまた毛皮を着ながら首を横に振った。
「校長先生、僕、ヴァインがほしい」
ダームストラングの生徒が一人、ものほしそうに言った。
「おまえに言ったわけではない。ポリアコフ」
カルカロフが噛みつくように言った。やさしい父親のような雰囲気は一瞬にして消えていた。
「おまえは、また食べ物をベタベタこぼして、ローブを汚したな。しょうのないやつだ――」
カルカロフはドアのほうに向きを変え、生徒を先導した。ドアのところでちょうどAたちの一行とかち合い、自分たちが先を譲った。
「ありがとう」
その時カルカロフがハリーを見て、すぐに固まった。それを見ていたAは、フレッドとジョージが先を行き、年齢線を越すために老け薬の調合法について話し合っていることに気づかなかった。
Aは慌てて二人の後を追った。
「俺達は一滴くらいで十分だ。ほんの数ヶ月年を取ればいいだけだしな」
「よーし、そうと決まればさっそく調合を──」
「二人とも！」
Aが二人を引き止めた。
「A、何怒ってるんだ？ああ、置いてっちゃったから拗ねてるのか？ごめんごめん、俺達話に夢中で──」
「そうじゃなくて」
Aの頭を撫でようとするフレッドを制止しながら、Aはため息を吐いた。
「本当にゴブレットに名前を入れるつもりなのか？ ダンブルドア先生が自ら引く年齢線だぞ。老け薬が効くなんて思えないよ」
「大丈夫大丈夫」
見てろって、と言わんばかりにウインクする二人に、Aは眉をひそめた。
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mp0623(プロフ) - 最後の一文に「マジで？」って反射的に声が出ました…！ (2022年2月3日 5時) (
レス) @page50 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 鬼木天蓼さん» わー！！！前作も見てくださってありがとうございますーー！！！わーん楽しみにしていただけて嬉しすぎます😭💗💗💗ありがとうございます！！がんばりますーー！！！ (2022年1月29日 22時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - Maryさん» ギャーーー！！誤字です意味分かんない誤字してて申し訳ないですうわー！！なにこれ恥ずかしい😭😭😭😭😭ありがとうございます！！！ (2022年1月29日 22時) (レス) @page22 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鬼木天蓼(プロフ) - 鵲さん初コメ失礼します！前作の「愛憎のフィナーレ｣も今回のシリーズも最高です！男勝りな夢主ちゃん可愛すぎて好きです!! 鵲さんのこの小説が最近の私の楽しみです!!!!素晴らしい小説ありがとうございます！！！！応援してます！！ (2022年1月29日 21時) (レス) @page37 id: 6acfa79450 (このIDを非表示/違反報告)
Mary(プロフ) - 22ページの教科書の名前は誤字ですか？！ (2022年1月29日 15時) (レス) @page22 id: de57741303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年1月19日 2時
