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ダームストラング一行のあとについて、ホグワーツの学生が、整列して石段を上った。ホグワーツの生徒に混じり、再び玄関ホールを横切り、大広間に向かう途中、リーはクラムの頭の後ろだけでもよく見ようと、爪先立ちでピョンピョン跳び上がっていた。
六年生の女子学生が数人、歩きながら夢中でポケットを探っている。
「あぁ、どうしたのかしら。わたし、羽根ペンを一本も持ってないわ」
「ねえ、あの人、わたしの帽子に口紅でサインしてくれると思う？」
「まったく、もう」
こんどは口紅のことでゴタゴタしている女の子たちを追い越しながら、ハーマイオニーがつんと言い放った。その横で、オリヴィアは背を伸ばしてクラムを見ている。
「サインもらえるなら、僕が、もらうぞ」
ロンが言った。
「ハリー、羽根ペン持ってないか？ ン？」
「ない。寮のカバンの中だ」
「私もサイン欲しいわ！」
「オリーったら！」
ハーマイオニーが呆れていた。
グリフィンドールのテーブルまで歩いたあと、Aはフレッドとジョージの方へ寄って腰かけた。リーがクラムやダームストラングのほかの生徒たちが、どこに座ってよいかわからないらしく、まだ入口付近に塊っているのを見兼ね、入口付近の席を陣取っていた。
ボーバトンの生徒たちはレイブンクローのテーブルを選んで座っていた。みんなむっつりした表情で、大広間を見回している。中の三人が、まだ頭にスカーフやショールを巻きつけ、しっかり押さえていた。
「そこまで寒いわけないでしょ」
同じく入口付近の席に(恐らくロンの影響でさ)座って観察していたハーマイオニーが、イライラしていた。
「あの人たち、どうしてマントを持ってこなかったのかしら？」
「こっち！ こっちに来て座って！」
ロンが歯を食いしばるように言った。
「こっちだ！ ハーマイオニー、そこどいて。席を空けてよ――」
「どうしたの？」
「遅かった」
ロンが悔しそうに言った。ビクトール・クラムとダームストラングの生徒たちは、スリザリンのテーブルに着いていた。マルフォイ、クラッブ、ゴイルのいやに得意げな顔が見えた。見ているうちに、マルフォイがクラムのほうに乗り出すようにして話しかけていた。
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mp0623(プロフ) - 最後の一文に「マジで？」って反射的に声が出ました…！ (2022年2月3日 5時) (
レス) @page50 id: 2d647e4096 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 鬼木天蓼さん» わー！！！前作も見てくださってありがとうございますーー！！！わーん楽しみにしていただけて嬉しすぎます😭💗💗💗ありがとうございます！！がんばりますーー！！！ (2022年1月29日 22時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - Maryさん» ギャーーー！！誤字です意味分かんない誤字してて申し訳ないですうわー！！なにこれ恥ずかしい😭😭😭😭😭ありがとうございます！！！ (2022年1月29日 22時) (レス) @page22 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鬼木天蓼(プロフ) - 鵲さん初コメ失礼します！前作の「愛憎のフィナーレ｣も今回のシリーズも最高です！男勝りな夢主ちゃん可愛すぎて好きです!! 鵲さんのこの小説が最近の私の楽しみです!!!!素晴らしい小説ありがとうございます！！！！応援してます！！ (2022年1月29日 21時) (レス) @page37 id: 6acfa79450 (このIDを非表示/違反報告)
Mary(プロフ) - 22ページの教科書の名前は誤字ですか？！ (2022年1月29日 15時) (レス) @page22 id: de57741303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2022年1月19日 2時
