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Aは、闇の魔術に対する防衛術の一件から、すっかり自信をなくしてしまっていた。
談話室で教科書を読みながら何度かため息を吐くA野本へ、練習を終えてシャワーを浴びたフレッドとジョージがやってきた。
「A、何見てるんだ？」
「わっ」
ソファーの後ろから顔を覗かせたフレッドに少し驚きながら、Aが振り向いた。
「ふ、2人とも、練習お疲れさま」
「ああ。……また勉強してるのか？」
ジョージはAの横に座ると、教科書を見つめながら言った。
「この前の失敗ってやつ、まだ気にしてるのか？」
フレッドはAの教科書をさっと取り上げた。
「熱心なのはいいことだと思うけど、そんなに教科書ばっかり見てたら、頭痛くなっちまうぜ。たまには息抜きしなきゃ」
「でも……」
「おいでA」
ジョージはぐっとAの肩を掴むと、自分の方へ引き寄せて抱きしめた。Aの頭をゆっくり撫でながら、ジョージが微笑んだ。
「その一件以来、別に授業で失敗したりしてないんだろ？」
「……うん。でも……」
「Aはばかだな」
フレッドが言った。Aはショックを受けたように目を見開いたあと、しゅんと俯いてしまったので、フレッドは慌てて続けた。
「別に悪口じゃない。ただ、Aは十分頑張ってるのに。たまには息抜きも必要だって言ってるのに、だめじゃないか」
フレッドはAのほうに詰めて、その手をぎゅっと握った。
「というか、その失敗って、どんなことだったんだ？」
「…………」
ジョージの言葉にAが俯いた。ジョージは慌てて訂正した。
「言いたくないなら無理に聞かないぞ」
「ううん……」
Aは首を横に振ると顔を上げた。握られていたフレッドの手を握り返したあと、Aは少し眉を下げて小さく語り始めた。
「闇の魔術に対する防衛術の授業で、まね妖怪の退治をしたんだ」
「ああ、ボガートか。確か相手が一番怖いものに変身するんだろ？」
「うん。それで──」
Aはこの前のことを更に鮮明に思い出したように、しゅんと肩を落とした。
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猫 - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください！ (2023年1月29日 22時) (
レス) id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - アイスさん» 前作からありがとうございます〜！そうですね〜〜！！早くシリウスとも絡ませたいなって思ってます🥰更新頑張ります！ありがとうございます〜💓💓 (2022年1月5日 21時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
アイス - (下の文章の続きです)ちなみに、私はシリウスとウィータさんがどうなるか気になりますね。あ、恋愛的な意味じゃないですよ？シリウスと似た環境にあるウィータさんをシリウスはどう思うのかな？と気になってます。更新、待ってます！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前作の愛憎のフィナーレから読んでます！鵲さんは小説を書くのが上手ですね！なんか読んでいてもっと読みたくなります。毎日、更新されたか確認してます(苦笑）とっても応援してますよ。頑張って下さいね！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！！前作も！！ありがとうございます！！😭🙏💖嬉しいですー！！！！！更新がんばります！！！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年12月24日 2時
