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本格的に寒さが強まり、クリスマス休暇が近づいていた。
クィディッチでは、グリフィンドールはもう一試合も負けるわけにはいかなかったが、まだ優勝争いから脱落してはいなかった。ウッドは再びあの狂ったようなエネルギーを取り戻し、煙るような冷たい雨の中、いままでにも増してチームをしごいていた為、フレッドとジョージはまた多忙になった。
雨は十二月まで降り続いていたかま、学期が終わる二週間前に急に空が明るくなり、眩しい乳白色になったかと思うと、ある朝、泥んこの校庭がキラキラ光る霜柱に覆われていた。城の中はクリスマス・ムードで満ち溢れていた。
「じゃあ、やっぱり今年のクリスマス休暇は家に帰るのか」
クリスマス休暇に残る生徒の名簿に丸をつける少数の生徒を見つめながら、フレッドがAに言った。
「うん。休暇中に、母様と父様の友人が主催する大きなパーティーがあって、それに出なくちゃいけないから」
「忘れてたぜ。さすが金持ちのご令嬢だ……」
フレッドが厳かに言うと、Aは「そんな大層なものじゃないよ」と苦笑した。フレッドとジョージは、Aが残らないのなら特に休暇に残る意味もないから、と、クリスマス休暇は自分たちも家に帰ることを決めた。
学期の最後の週末にホグズミード行きが許され、みんなが大喜びしていた。
ホグズミード行きの土曜の朝、Aは玄関ホールで、リーと共にフレッドとジョージが来るのを待っていた。
「あいつら、遅いな」
「何か用があるって言ってたよ。確か、ハリーに」
かじかんだ手を息で温めながらAが言った。リーはこの前の借りを返してもらうため、二人の金で飲むバタービールを楽しみにしているようで、二人が遅いことに腹を立てていた。
「おーい」
その時、階段の上の方から声がした。フレッドとジョージが立っている。やっとか、というようにリーが立ち上がり、Aも同じように立ち上がって、手を振る二人に手を振り返した。
「何しに行ってたんだ？」
「ちょっとな」
階段の下まで降りてきたフレッドとジョージはにやりと笑った。
「我らが兄弟に、最高のクリスマス・プレゼントをね」
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猫 - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください！ (2023年1月29日 22時) (
レス) id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - アイスさん» 前作からありがとうございます〜！そうですね〜〜！！早くシリウスとも絡ませたいなって思ってます🥰更新頑張ります！ありがとうございます〜💓💓 (2022年1月5日 21時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
アイス - (下の文章の続きです)ちなみに、私はシリウスとウィータさんがどうなるか気になりますね。あ、恋愛的な意味じゃないですよ？シリウスと似た環境にあるウィータさんをシリウスはどう思うのかな？と気になってます。更新、待ってます！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前作の愛憎のフィナーレから読んでます！鵲さんは小説を書くのが上手ですね！なんか読んでいてもっと読みたくなります。毎日、更新されたか確認してます(苦笑）とっても応援してますよ。頑張って下さいね！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！！前作も！！ありがとうございます！！😭🙏💖嬉しいですー！！！！！更新がんばります！！！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年12月24日 2時
