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静かな医務室のベッドに一人で横になっているのは、思ったよりもずっと退屈だった。いま試合がどこまで進んでいるのかを気にするうちにうとうとしてきたAはそのまま眠ってしまい、次に起きたのは夕方だった。
マダム・ポンフリーが最後に熱を測り、ないことを確認するとやっと退院になった。Aは大広間へ向かった。今頃、みんな夕食を食べているはずだ。
「A！」
グリフィンドールの席へ行くと、フレッドとジョージがすかさず気づき、Aを手招きした。
「もう体調は平気か？」
「うん。ありがとう」
「俺達試合が終わったあとAのところに行こうと思ったんだけど、寝てるから起こすなってマダム・ポンフリーに言われて、行けなかったんだ」
フレッドが言った。
「試合はどうだったんだ？」
「アー、うん」
Aの質問に、フレッドもジョージも顔をしかめた。それだけで、グリフィンドールがハッフルパフに負けたのだということはよくわかった。
「ハリーがさ、箒から落ちたんだ。ディメンターが競技場に入ってきて」
「な、なんで競技場にディメンターが入ってくるんだ！？」
「さあ。医務室にハリーがいなかったか？」
「カーテンが閉まってたから分からない……」
ハリー大丈夫かな、と心配しつつ、Aは皿におかずを盛り付けた。
「ディゴリーがスニッチを取った。あいつは、ハリーが落ちたことに気づいていなくて、試合を中止にしようって言ったんだ。でも、ウッドですら認めたよ。これはハッフルパフの勝利で間違いないって」
「ウッド、大丈夫なのか？」
「さっきまでシャワールームに閉じこもって溺死しようとしてたけど、今は落ち着いたはずだ」
フレッドとジョージもどこか不満げな顔だった。グリフィンドール生も、確かにいつもより顔が暗いような気がする。Aは励ますように二人に声をかけた。
「で、でも、まだ優勝を逃したわけじゃないんだろう？」
「ああ。他がどうなるか次第だろうけど」
「きっと大丈夫だ！げ、元気出して！」
二人はふっと笑って、必死なAを見つめた。
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猫 - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください！ (2023年1月29日 22時) (
レス) id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - アイスさん» 前作からありがとうございます〜！そうですね〜〜！！早くシリウスとも絡ませたいなって思ってます🥰更新頑張ります！ありがとうございます〜💓💓 (2022年1月5日 21時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
アイス - (下の文章の続きです)ちなみに、私はシリウスとウィータさんがどうなるか気になりますね。あ、恋愛的な意味じゃないですよ？シリウスと似た環境にあるウィータさんをシリウスはどう思うのかな？と気になってます。更新、待ってます！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前作の愛憎のフィナーレから読んでます！鵲さんは小説を書くのが上手ですね！なんか読んでいてもっと読みたくなります。毎日、更新されたか確認してます(苦笑）とっても応援してますよ。頑張って下さいね！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！！前作も！！ありがとうございます！！😭🙏💖嬉しいですー！！！！！更新がんばります！！！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年12月24日 2時
