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「わーーっ！！」
キラキラ目を輝かせながら、Aは村を見渡した。
ホグズミードに着いた三人は、他の生徒が各々行きたい店へと散らばっていくのを見つめながら、村の中を歩いていた。Aは隣を歩いていたジョージの服の裾をグイグイ引っ張りながら、ハニーデュークスの店を指差した。
「ジョージ、フレッド！私、あそこに行きたい！いいか？」
「ああ、もちろんだ」
あまりにAがはしゃぐので、フレッドもジョージも微笑ましそうににっこりした。
「こらA、勝手にどこか行こうとするなよ？」
「あっ」
そそくさとハニーデュークスへ入ろうとするAの手を握りながら、フレッドが言った。Aはそこで割れに帰ったように目を丸くし、やがて顔を真っ赤にした。
「ご、ごめんな……二人とこうやって、好きに回れるの、嬉しくて……」
肩を落とすAを見て、フレッドとジョージはたまらないというように天を仰いだ。
「俺達も嬉しいぞ！ああ、Aは本当に可愛いな……」
「遠慮しなくていいんだ。さあ、早く行こう」
二人はAの手を握りながらハニーデュークスの店の扉を開けた。
Aの目がさらにキラキラ輝くのを見て、フレッドとジョージも嬉しそうな顔をした。店内に並べられているのは、カラフルなお菓子たち。どれもこれも美味しそうだ。
「わ！わー！！すごい！お菓子がいっぱいだ！」
「うん、俺達も初めて入ったとき、同じこと思ったぜ」
「あっちの方も見たい！なあ、いいか？」
「ああ、もちろん──こら、引っ張るなって」
フレッドの服の裾を引っ張るAに、フレッドは、嬉しいような、困ったような、どちらも入り混じった顔で笑った。
──────
「金持ちの家なだけあって、お金はたくさん持ってるよな。A」
ハニーデュークスを出たあとも様々な店に立ち寄っていた。
たくさんの商品をレジに持っていくAを見ながら、フレッドはぼやいた。ジョージは笑いながら頷いた。会計を終えてそそくさと戻ってきたAは、袋を手にしながら、二人に申し訳なさそうな顔をした。
「ごめんな、待たせちゃって」
「いや、全然いいよ。Aの楽しそうな顔が俺達の生きがいだからな」
フレッドが愛おしげにAを見つめながら笑った。Aは袋の中をがさごそ漁った。
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猫 - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください！ (2023年1月29日 22時) (
レス) id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - アイスさん» 前作からありがとうございます〜！そうですね〜〜！！早くシリウスとも絡ませたいなって思ってます🥰更新頑張ります！ありがとうございます〜💓💓 (2022年1月5日 21時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
アイス - (下の文章の続きです)ちなみに、私はシリウスとウィータさんがどうなるか気になりますね。あ、恋愛的な意味じゃないですよ？シリウスと似た環境にあるウィータさんをシリウスはどう思うのかな？と気になってます。更新、待ってます！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前作の愛憎のフィナーレから読んでます！鵲さんは小説を書くのが上手ですね！なんか読んでいてもっと読みたくなります。毎日、更新されたか確認してます(苦笑）とっても応援してますよ。頑張って下さいね！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！！前作も！！ありがとうございます！！😭🙏💖嬉しいですー！！！！！更新がんばります！！！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年12月24日 2時
