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「これでAの居場所を突き止めた。これがなきゃ、もっと時間がかかってた」
ジョージはため息を吐いたあと、また杖を地図に向けた。
「いたずら完了」
忍びの地図はすぐにインクが消え、何もないただの羊皮紙になった。
「すごいな、これ……」
「ああ。……それより」
ジョージはAをじっと見つめ、それから頬に手を添えた。
「……ああ。本当に、間に合ってよかったよ」
ジョージは肩を落として安堵したように言った。Aは微笑んだ。
「二人のおかげだ」
「フレッドはまだ拗ねてるのか？」
「そんな次元じゃねえよ」
フレッドはイライラしているようだった。
「あいつら、もし退学にならなかったら、俺が殺してやる……」
「だ、だめだぞ、フレッド！」
「目がガチだな」
ジョージは肩を竦めた。
「俺だってもう怒りがここまで来てたさ。Aの顔が先に見えなけりゃ、あいつのことお前と一緒に殺してたぜ」
フレッドは険しい顔でため息を吐いた。フレッドのこんな顔を、Aはみたことがなかった。Aはフレッドの手におそるおそる触れた。
フレッドはAを見た。
「フレッド、ありがとう」
「…………ああ」
Aは薄く微笑んだ。フレッドは頷くと、Aの手をぎゅっと握った。
それから医務室に入り、マダム・ポンフリーに事情を説明すると、マダム・ポンフリーはすぐにベッドを用意してくれた。リーが夕食を運んできて、Aのベッドの脇の机に置くと、場の空気を読んだようにニヤッとして、そのまま医務室から出ていった。
「リーのやつ、やたらドヤ顔だったな」
「空気が読める自分を賞賛してんだろ」
フレッドは夕食の皿を持ち上げると、スプーンでポテトサラダをすくいあげて、Aの口に運んだ。Aは少し恥ずかしそうにした。
「じ、じぶんで食べれるぞ」
「俺が甘やかしたいんだ」
フレッドの言葉に、Aは頬を赤く染めつつ口を開いて、それを飲み込んだ。
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猫 - 愛憎のフィナーレのパスワードを教えてください！ (2023年1月29日 22時) (
レス) id: dd386e9727 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - アイスさん» 前作からありがとうございます〜！そうですね〜〜！！早くシリウスとも絡ませたいなって思ってます🥰更新頑張ります！ありがとうございます〜💓💓 (2022年1月5日 21時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
アイス - (下の文章の続きです)ちなみに、私はシリウスとウィータさんがどうなるか気になりますね。あ、恋愛的な意味じゃないですよ？シリウスと似た環境にあるウィータさんをシリウスはどう思うのかな？と気になってます。更新、待ってます！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 前作の愛憎のフィナーレから読んでます！鵲さんは小説を書くのが上手ですね！なんか読んでいてもっと読みたくなります。毎日、更新されたか確認してます(苦笑）とっても応援してますよ。頑張って下さいね！ (2022年1月5日 21時) (レス) @page29 id: 645b322652 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - 犬好きさん» わー！！前作も！！ありがとうございます！！😭🙏💖嬉しいですー！！！！！更新がんばります！！！！ (2022年1月5日 1時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年12月24日 2時
