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「フレッド、寝ちゃったな」
「暴れて疲れたんだろ」
それから朝食を食べ終わり、フレッドがベッドで眠り始めた。Aがフレッドの寝ているベッドに腰掛けながら、フレッドの顔をじっと見た。ジョージは食べ終わった朝食の皿を重ねて棚の上に置くと、杖を振って食器を片付けた。
「それで──」
ジョージはAの方まで寄ると、ベッドに片膝を乗り上げて、Aに顔を近づけた。ぎし、とベッドが軋む音がした。
「フレッドとのキスはどうだった？」
「え？」
「舌、入れられたんだろ」
不満げな顔のままじっとAを見つめるジョージに、Aはなんとなく不穏な空気を感じ取った。
「ジョージ、怒ってるのか？」
「別に」
「怒ってる」
「怒ってないよ」
ジョージはツンとして言った。Aは困ったように眉を下げた。
「どうして怒ってるんだ？」
「だから怒ってない」
「じゃあ、や、ヤキモチ妬いてるのか？」
「……………ああ」
ジョージはAから目を逸らして、むすっとしながら頷いた。Aは少し嬉しそうに微笑んだ。
「ジョージって、やきもち妬くんだな」
「…当たり前だろ」
ジョージはAの頬を掴んだ。
「いつも妬いてるよ」
「そうなのか？」
「うん。Aは人気だからな」
「私が？」
Aはぽかんとして、少し考え込んだあとに困ったようにまた眉を下げた。
「私、みんなから嫌われてる」
「そんなことないよ」
「あるよ。……グリフィンドールの生徒も、みんな私のこと嫌いだ」
「それはどうかな」
落ち込むAの頬に口付けながら、ジョージはふっと笑った。
「Aは知らないだけさ」
「何をだ？」
「教えない」
そう言うとジョージは、口を開きかけたAの唇に口付けて黙らせた。
「んむっ、んっ……」
「口開けて」
「っ、んっ、や、っ」
「嫌？」
ジョージが唇を離し、不満げな顔でAを見た。
「フレッドはいいのに、俺はだめなの？」
「ちが、そ、そうじゃない」
「俺より、フレッドのほうが好き？」
「な、なんでそんなこと言うんだ？」
Aがショックそうに目に涙を浮かべると、ジョージはごめんと謝って、瞼に口付けた。
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
