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一方、クリスマス休暇から数週間医務室に泊まったままのハーマイオニーに、クリスマス休暇を終えて戻ってきた生徒たちは、ハーマイオニーが襲われたと思っていた。彼女の姿が見えないことで、生徒たちの間ではさまざまな噂が乱れ飛んでいた。
Aは図書室で宿題を片付けながらハーマイオニーの退院を待ち侘びていたが、彼女は何日経っても姿を現さなかったため、本当に襲われてしまったのではないかと心配でたまらなくなり、日に日に落ち込んでいった。ハーマイオニーの姿をちらりとでも見ようと、生徒たちが医務室の前を入れ代わり立ち代わり往き来するため、マダム・ポンフリーは、ハーマイオニーのベッドの周りをカーテンで囲ってしまった。
「髯が生えてきたりしたら、僕なら勉強は休むけどなあ」
ある夜、ロンが、ハーマイオニーのベッドの脇机に、本をひと抱えドサドサと落としながら言った。
「バカなこと言わないでよ、ロン。遅れないようにしなくちゃ」
元気な答えだった。ハーマイオニーは、襲われたわけではない。ポリジュース薬を作り飲んだ際、ミリセント・ブルストロードの毛だと思って使ったものが猫の毛だったらしく、猫の顔に変身してしまったのだ。
数週間医務室に泊まっていたおかけで顔の毛はきれいさっぱりなくなり、目も褐色に戻ってきていた。
「何か新しい手がかりはないの？」
マダム・ポンフリーに聞こえないように、ハーマイオニーが声をひそめて聞いた。
「何にも」
ハリーは憂鬱な声を出した。
「絶対マルフォイだと思ったのになぁ」
ロンは、その言葉をもう百回は繰り返していた。ハーマイオニーのベッドの近くに座ったオリヴィアが、枕の下からはみ出ていた金色のものを見つけた。
「ねえ、それはなあに？」
オリヴィアが首を傾げて聞いた。ハーマイオニーは慌てて、「ただのお見舞いカードよ」と言いながら、枕の下のそれを押し込もうとした。しかし、ロンがそれより素早く引っ張り出し、さっと広げて声を出して読んだ。
ミス・グレンジャーへ、
早くよくなるようお祈りしています。
貴女のことを心配しているギルデロイ・ロックハート教授より
勲三等マーリン勲章、闇の力に対する防衛術連盟名誉会員、 『週刊魔女』五回連続チャーミング・スマイル賞受賞──
ロンは呆れ果ててハーマイオニーを見た。
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
