傍にいたい ページ32
全てを聞いた時俺は
自分が忘れられているなんて
どうでもいい
一緒にいたい
あの人の傍にいたい
そう思った
『今は』
橘「都内の介護施設で働いてる
心配された意識を失うことは
ここ2年起きていないみたい」
『俺との再会でそうなったとしても
俺が支えます』
そう、俺は橘さんの目を見ると
橘「頼むよ」
優しく微笑みながら言葉をくれた
言葉を交わしてから、会社を出ると
Aちゃんに再会してから
初めて電話をかけた
A「もし、もし」
久しぶりに聴いたAちゃんの声
『どーも』
A「廉くんてこんな声だったんだw」
名前を、久しぶりに呼ばれただけやのに
空白の4年間の話を、聞いた直後もあったのか
涙がこぼれそうやった
『電話するん、初めてやね』
A「そーだよ！急にびっくりした！笑」
『電話したことないなぁって』
A「そーだね、メッセージだけだったね
今思えば」
『びっくりついでにさ、今何してるん？』
A「今日、お休みでおうちでゴロゴロしてたよ」
『ランチせーへん？』
A「えー！初対面じゃん
緊張するー！笑」
『絶対、思ってへんやん』
もう、会ってくれるだけ
俺の前にいるって思わせてくれるだけで
覚えてなくてもいいと思えた
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sugar(プロフ) - はじめまして。少し気になってしまって。「二頭を追うものは」のくだりですが本来は「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。うさぎを表しているので、二兎を〜となります。訂正されたほうがよいかな、と思い失礼ながらコメントさせていただきました。 (1月29日 21時) (
レス) @page3 id: 6fcf1f20df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gmatf | 作成日時：2023年4月2日 22時
