◇48 ページ1
Aside
｢俺と付き合って、A。｣
ここでうん、なんて頷けるわけない。
薄々気づいていたきりやんの気持ち。
私は彼から目を逸らし、口を開く。
｢きりやん、ごめん私やっぱり、｣
｢なぁA。｣
言葉を遮るように私の名前を呼ぶ。
ゆっくりと彼を見上げると、今まで見たことない泣きそうな顔が視線に映る。
やめて欲しい、そんな顔で見ないで、断りずらいじゃないか。
｢スマイルのことが好きなのは分かってる、でも諦められない。｣
｢....、｣
｢俺にチャンスをくれよ。｣
黙り込む私をただひたすら、真っ直ぐに見つめてくる。
耐えきれなくて下を向く。
｢2週間時間ちょうだい、また返事聞くから。｣
｢でも、そんな、！｣
そんな、そんなことできない。
私が好きなのはスマイルで、中途半端な気持ちできりやんと関わるのは申し訳ない。
私が言いたいことが伝わったのかきりやんは少し微笑む。
｢好きだから、俺がやりたいようにやらせてよ。｣
｢、、わかった。｣
｢ありがとう。｣
彼は私の頭にぽんっと軽く置いて、｢そろそろ帰るかぁ〜。｣と言う。
私は静かに頷き公園を後にした。
気づいたら私の家の前に着いていた。
｢送ってくれてありがとう。｣
｢全然ー、じゃあね。｣
｢うんばいばい。｣
手を振って、見送ると彼はまたこちらに振り返る。
頭にはてなを浮かべているときりやんは口を開く。
｢ねぇ、A！｣
｢なにー？｣
｢好きだよ！｣
｢は、ぇ、はぁ？｣
大きな声で恥ずかしいこと叫ぶもんだから、顔が赤くなる。
｢ははっ、かわいー。｣
彼は私を見て笑いながらそう言った。
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◇36で言えなかったことが言えました、吹っ切れた人って最強だと思うんです、、、。
さてさてまだまだこの作品とは長い付き合いになりそうです、続編もよろしくお願いします！
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Ailes(プロフ) - お久しぶりですりりら様！！ 久々の更新ありがとうございます&初コメ失礼致します。お初に失礼かと思われますが、私はしぐなる当たらなかったので私の分も楽しんできてください〜 (1月6日 16時) (
レス) @page6 id: 3921b98651 (このIDを非表示/違反報告)
りりら(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» コメントありがとうございます！わぁぁそう言ってもらえてとっても嬉しいです😭 ゆっくり更新になりますがよろしくお願いします、夜は寝てください！！ (11月25日 3時) (レス) id: 97e36a4b18 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - おもろい！私もこんな小説書けるようになりてぇな、、、続きが気になって夜も寝れません、、、更新頑張ってください！ (10月28日 7時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
りりら(プロフ) - もみじさん» コメントありがとうございます！もみじさんお久しぶりです、、！たくさん褒めてくださり嬉しいです😽 秋のやつ楽しみにしててください🤭 これからも頑張ります！！ (7月26日 12時) (レス) id: 97e36a4b18 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - 続編おめでとうございます&更新お疲れ様です!!!お久しぶりです…!!!りりらさんの小説毎回読みやすくて、ストーリー性があって大好きです!!!秋に更新したいお話…私気になります!!()次のお話や作品も楽しみにしてますね…!!!頑張ってください…!!! (7月25日 14時) (レス) @page4 id: 911ed1d106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりら | 作成日時：2023年7月17日 19時
