132話目 ページ38
Aside
｢A〜！寂しいよぉぉぉ！！｣
｢あはは、私もだよ優華。｣
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの優華の顔をハンカチで拭いてあげれば、彼女は｢好きぃぃ！｣と抱きついてくる。
3月、卒業式。
あれから2年、早かったなぁ。
なんてしみじみしていると肩をつつかれる。
｢結婚式は絶対呼べよ。｣
｢何言ってんのきりやん。｣
そう言えば彼は｢だってぇ、お前らくっつけるのマジで大変だったんだからなぁー！｣と口をとんがらせる。
まぁ確かにみんなにはお世話になった。
｢きりやんありがとうね。｣
｢そうだよ、もっと敬え。｣
ドヤ顔をしているきりやんを無視して｢なかむとぶるーくとスマイルもありがとう。｣と言えばなかむはえへへと笑う。
｢僕らは見守ってただけだしなんもしてないよ、ね？スマイル。｣
｢おう、まぁ見てて楽しかったけどなお前ら。｣
スマイルがニヤリと笑う。
そんな彼に苦笑いをしていると、きりやんが｢あ、やっと来た。｣と言う。
視線を動かすとこちらに歩いてくる、きんときとシャークんの姿。
｢ごめん、遅れた。｣
｢ほんとだよー、てかさお前ら2人Aのことであんま揉めなかったよな。｣
きりやんの言葉に2人は目を合わせ笑う。
｢んまぁ、揉めてたらこんな長く友達やっていけてないよね。｣
｢だな。｣
｢でも、｣とシャークんが口を開き、みんなの視線が彼に集まる。
｢Aのこと泣かせたら奪いに行くから。｣
｢え、｣
やばい、不覚にもドキッとしてしまった。
そんな私を見てきんときはプクーっと頬を膨らませる。
｢ちょっとシャケさん、冗談でも怖いですよー。うちのAさんドキドキさせないで下さいー。｣
｢ははっ、ごめん。｣
うちのAさん、という言葉にドキドキしていると優華が私の袖をクイッと引っ張る。
｢ねぇ、莉奈は？｣
｢あー、大学生の彼氏が来てるんだってさ。｣
莉奈は失恋には新しい恋！と言って2年生の冬大学生の彼氏をゲットした。
1年のときの莉奈と自分を思い出して思わず微笑んだ。
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りりら(プロフ) - Miaさん» コメントありがとうございます！ひぇぇ他の小説からわざわざ、、！！ありがとうございます🤧 書き方褒めていただいてとても嬉しいです！ぜひ定期的にお越しください🤭 (8月20日 4時) (
レス) id: 97e36a4b18 (このIDを非表示/違反報告)
Mia(プロフ) - 初コメ失礼します。今日りりらさんの他の小説から来たのですが、文章の書き方というか表現というか…それが好きで本当に物語に引き込まれてめっちゃ感情移入しちゃいました笑！とても素敵で気に入ったので他の作品も含め定期的に読みに来ます！ (8月11日 17時) (レス) @page49 id: 7aebf15c07 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - りりらさん» 本当ですか！？続編出るの楽しみに待ってますね！！その日までにいっぱい読み返します！！！()そうなんですよね…前に言ったはずなのに、私の方が忘れてて…すみません。でもknちゃん推しには代わりないんだ！！！knちゃんいいぞ！！！(？) (2023年3月6日 7時) (レス) @page50 id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
りりら(プロフ) - (knさんに推しなったの以前聞いていたので、把握済みですよ！こちらこそ今後ともよろしくお願いします😉) (2023年3月5日 22時) (レス) id: 97e36a4b18 (このIDを非表示/違反報告)
りりら(プロフ) - もみじさん» コメントありがとうございます！私の思い出の作品なので読み返していただけて幸せです🥹shkさんが大好きなのでそのシーンは私もこだわって書きました、、、そう言ってもらえてとても嬉しいです！是非またいらしてください！！続編も現在作成中です🫡 (2023年3月5日 22時) (レス) id: 97e36a4b18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりら | 作成日時：2020年8月11日 13時
