2話 ページ3
「ひえー女の子だー」
「あんまいじめんなよー」
「いじめるわけないじゃん！」
「とか言って何人も追い出してるけどねー」
私は彼らの会話で察した。
”ここは不味い”
と。
そして、彼らもかなりヤバい。
放つオーラが怖すぎる。
私には一切触れないくせに目の前に大きな壁を作る不良たち。
身長の暴力ですかね。
でも、「どいてください」なんて言える勇気も無いわけで。
なんとか隙を見て彼らの横を通り過ぎるが、
「はいざんねーん！」
ぐいっと腕を引かれ、全身の体重が後ろに傾いた。
今まで感じたことのない力の強さで、頭が回らなかった。
「へへ、ちっさいね〜！」
声が聞こえたのは私の真上から。
気付けば不良に抱きしめられていた。
「15センチ差くらいかなー？」
なんて言って私の顔をのぞき込む。
私は焦り、必死に目を逸らすが、整った顔立ちが私の視界から外れることはない。
「テヒョナずりー」
「お前どんだけだよ」笑
「先にやんのは俺だからな」
周りからの声が聞こえるが、そんなの気にしない。
とりあえず、今はこの状況を何とかしたい。
私は勇気を振り絞って声を出した。
「っ……あのっ」
初めて声を出す私に不良たちの目線が集まる。
これは人生最大の恐怖かもしれない。
「なに？」
「…教室に行きたいんですが、通してくれませんか？」
.
私がそう言うと、今まで静かだった空間にどっと笑いがおこる。
今までしかめっ面だった人も笑っており、なんだか自分が恥ずかしくなった。
「お前、俺達のこと何も知らねえの？」笑
「まあその様子だと何も知らないで来たみたいだけどねー」
一体彼らは何を言っているのだろうか。
"俺達のこと？"
"何も知らないで来た？"
気味の悪いことを言わないでほしい。
「君、学年と名前は？」
「………2年のユン・Aです」
NJ「俺はこいつらのリーダーをしている3年のキム・ナムジュンだ。
よろしく」
え、やだ。
これからよろしくされることでもあるんですか。
NJ「…ジョングガ、何か言いたいことがある顔だな」
なんて言って後ろを振り返るナムジュン…先輩。
そこには興味津々で私を見つめる人がいた。
彼は私のそばまで歩いて来るとぐいっと肩を引き寄せて囁く。
JK「…先輩、綺麗な声してますね」
…なんて。
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名無し - Twitterで見たいのですがどうやったら出てきますか？ (2021年11月7日 23時) (
レス) id: 0157467a3f (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - きこさん» Twitterの続き見たいのですが、なんで打てばでてきますか？ (2020年5月3日 21時) (レス) id: ca15e24d29 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - 調べたら出てきませんでしたなんて打てば出てきますか？(＞＜) (2018年1月16日 23時) (レス) id: 82be312cbf (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ひすいさん» そ〜なんですね！良かったです！ありがとうございます！ (2018年1月7日 14時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - ノアさん» すみません！こちらのミスで間違ったユーザー名を貼ってしまいました^^;ご指摘ありがとうございます！ (2018年1月7日 13時) (レス) id: d02e61ce3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひすい | 作成日時：2017年10月26日 22時
