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全くもって忘れていた。いや、忘れてた訳じゃない。これも次の作戦プランＢの内…………である。
そうか、じゃあ犯人に手錠かけてた人は…萩原さんだと言うことか……
確か7年前に｢助けたらバタフライなんちゃらが…｣とか思いながらマンションに乗り込んで萩原さんと会った様な違うかったような…
なんなら3年前とかまじでただのインフルエンザ検査中にとかいう偶然だった気がするし……
｢あーー！！7年前の！｣
｢いやほんとあの人違い｣
｢なんで決め付けんだよ。俺まだ3年前の米花中央病院としか言ってねぇぞ｣
｢俺も7年前としか言ってないよ｣
｢……………………｣
負けました。
｢で？まず7年前の話だ｣
神様仏様前世様、私は何かしてしまったのでしょうか。そもそも強盗犯だけを連行して欲しかったのに何故……
｢まず、どうやって萩原を助けた｣
｢…………｣
｢逃げ遅れたとかいうお前が現れた瞬間にタイマーが再起動し解体する間も無く爆発したんだが…｣
知ってます知ってます。原作でなんとなく頭に入ってます。特にあんたら警察学校組は前世の友達が推してたからよく知ってます。私は世良の女だったから…
松田さんは話してる間一切私から目を離すこと無くスラスラと話を続ける
｢他の奴らは防護服を着ていたおかげで何とかなったが、こいつは防護服を着ていなかったんだ本来なら即死んでるはずだなのに今こうしてピンピンしている。｣
｢……｣
｢なんなら萩原が抱えてたっていうお前も今こうして俺の前で生きてる。｣
｢……えっと…確かに不思議だとは思いますけど私が助けたっていうのは…｣
｢萩原が手を前にかざして何か叫んでたお前を知ってるんだけど？｣
｢………正直…覚えてないです｣
嘘！本当はくそ覚えてる！というか思い出した！7年前萩原さん達の前に取り残された幼女(笑)として勢いよく飛び出したは良いけど思ってたより早くにタイマーが再起動しちゃって焦って苦し紛れにプロテゴ発動させた時の事でしょ！？
思い出せば私プロテゴ使えてね？警察学校組生存のバタフライなんちゃら作戦のプランＢ即廃止だわ
｢あのね！別に責めてる訳じゃないんだよ？だって君に助けられたんだし寧ろ物凄く感謝してるんだよ！｣
じゃあ、なんなんですかこの状況はよぉ
こえぇよ！前世の記憶を頼りに魔法使ったら助ける事が出来ました説明しろと！？
｢これはただの照れ隠しだから！｣
｢なるほどふざけんな｣
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作者名：ゆゆん | 作成日時：2021年6月5日 1時
