【名探偵コナン】なろう系みたいなそんな話 (ページ5)

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｢…………えっと…お兄ちゃん…だよね｣

｢あぁそうだ！｣

目の前にいるのは兄で間違いないらしい。なんてこったい。結局フラグを折るつもりがそのフラグを折るっていう行為そのものがフラグになってたって事か？クソゲーじゃねぇか。

原作通りだとこの後すぐ幼馴染みである蘭ちゃんが家に訪ねてきて……お兄ちゃんは蘭ちゃんの家に転がり込むという……

｢…………｣

｢ど、どうしたんじゃAくん｣

｢いや、博士多分コイツ混乱してんだ………A！今は混乱してる場合じゃねぇんだ！兎に角どうにか｣

｢いや混乱するわ……朝から蘭ちゃんと出掛けたと思えばいきなりショタになって帰って来てんだから！｣

｢ショタって言うな｣

｢今のお兄ちゃんはショタなんだから仕方ない｣

ぐぬぬぬと顔を歪ませる兄。そんな顔したって可愛くないから、私の方が可愛いから。いやでも確かに兄の言う通り混乱してる場合ではない
兄が幼児化したイコール原作の始まりと言う事なのだ。正直泣きたい…がこの際仕方がない！私は世良ちゃんと仲良くなる為に頑張らなくては！

取り敢えず原作通りに訪ねてきた蘭ちゃんに兄であるコナンくんを預けて帰らせ1人で大丈夫かと聞いてきた博士に笑顔(グッドポーズ付き)を返して隣の家に帰ってもらった。

さぁ！これで沖矢さんが来るまで実質一人暮らしの始まりである！

当初の目的であるプランAの兄を幼児化させずに満喫美少女ライフを送るは失敗に終わったのでもしもの時用に考えていた次の作戦に切り替えである。