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スローライフを送りたい ページ3
そう言えば前世の時に使っていた魔法って…今でも使えるのかな…杖ないけど…まぁ無言魔法は出来るし…
｢……………すーっ…っふぅ…｣
目の前にある兄の読んでいたであろう小説を見つめて少し集中する。
吸って吐いて……
｢……………あー……無理だわ｣
そもそも前世から無言魔法が不得意だったし前世の身体のままこの世界に来てたら使えたんだろうけど…まぁ前世から身体は全く変わってるしなんならこのコナンの世界に魔法なんて存在しないから当たり前なんだけど
｢Aちゃん？｣
｢ん、なぁにママ｣
｢何読んでるの？｣
｢んーお兄ちゃんの本！だけど何書いてるのかわかんない…｣
｢あ、あら…その本は…Aちゃんには早すぎるんじゃないかしら…｣
おやつ食べましょ〜なんて言いながら私の手を掴み部屋から出た。おやつを食べ終え部屋に戻って来た時にちらりと先程の本を見ると見事に官能小説だった。兄の馬鹿野郎。
にしても、魔法が使えないのはかなり辛い。
前世の記憶を思い出した意味が無くなってしまう！それは辛い！こんな犯罪都市で
前世でも生死を掛ける様な戦いはあったよけどそれとこれとは別よ。前世は魔法っていう対抗出来るものがあった。なのに今世ではどうだなんの抵抗も出来ずに下手すればぽっくり逝ってしまうかもしれない…
それだけは、何とかして防ぎたい……
誰か助けて有知識者……
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作者名：ゆゆん | 作成日時：2021年6月5日 1時
