【名探偵コナン】なろう系みたいなそんな話 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:2,787 hit

・ページ2

思い出した前世の記憶はファンタジー小説さながらのような魔法学校に通ってありとあらゆる魔法を使いこなし色々な強敵や苦難困難を乗り越え頼もしい友達たちに囲まれ恋人が出来て、その恋人と結婚して、夫婦になりやがて子供が出来て、孫が出来て…最後は家族や友達に見守られながら死んで行った……

恋人からの記憶は全くのデタラメだが、そんなラノベのような人生を送った前世を私は思い出してしまったのだ。

五歳にしてこの莫大な情報量は勿論私のちっぽけな脳みそなんかはパンクする訳で一日中永遠と熱に魘されていた

その際家族みんなが泣きそうになりながらお見舞いに来てくれたりしたけど、
お見舞いに来た家族みんなを見た事によって私のパンクしてる頭にもっと！ほら！もっといけんだろ！って追い討ちをかけるように前世の情報が増えていく訳で気付いた時には何故か病室で一人

｢うわぁぁぁ！ここ(今世)ってコナンじゃん！！？！？！｣

なんて叫んで看護師さん達にやべぇ幼女として覚えられていた。アレはもう忘れて欲しいけど多分近くにいた看護師さんからすれば一生忘れられない出来事だと思う。魘されてたと思えば急に人物名(？)叫んでたもん…私なら絶対覚えてるし忘れられないと思う。知らんけど

閑話休題

情報処理と言う名の熱が落ち着いた私は一先ず一つ一つ記憶を辿って、今の現状を確認した。
私は前世でやばい奴らと戦って死んで、気付いたら(滑り台から)落ちてて…コナンの妹になっていた……

複雑に言えば前世でラノベの様な人生を送ったと思ったらまたラノベのように有名な漫画の世界に転生して本来居ない主人公の妹ポジションゲットしちゃったと。

なんで複雑に言ったんだ余計ややこしくなっちゃったじゃないか。

｢…………寝るか｣

こういう時は寝るのが1番よね。
この日が私が(今世で)生まれて初めて爆睡した日である。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

工藤A
ちょっと抜けてる女の子
前世では魔法を使ってブイブイ言わせてた
前世の記憶を思い出しても好奇心無限大なのは変わりない
今世についてはちょっと見て見ぬふりをしたい

前世の世界観については現実寄り。
ただ魔法が使える人間と使えない人間がいたという違いのみ。