目が覚めたら○○だった ページ1
始まって早々いきなりで申し訳ないが私、工藤Aには前世の記憶というものがある。
それもただ一般の人間は体験した事の無いような、夢とロマンが詰まった壮大でファンタジーすぎる前世が。
この前世の記憶なるものを思い出す前はそれはそれはとても好奇心旺盛で何でもかんでも挑戦したがる様な子供だった。
テレビで障害物を華麗にかわしながら時にはその障害物を使いながら水場に落ちないよう動き回る某番組を見た時には家中でその番組の真似事をして家を散らかして母親にこっぴどく叱られた事だってある。
そんな好奇心旺盛な少女だったのだが五歳のある時、家の中だと母親に怒られるからと公園で某番組の真似事をしていた時に誤って滑り台の頂上から転げ落ちてしまったのだ。
その1部始終を見ていた兄と母親が物凄い焦っていたのを今でも覚えている。
あの時の青ざめていた顔は青魚より青かったと思う。多分。
頭からの落下は防げたものの滑り台からの転落というのは当時五歳だった私には下手すれば即死案件。逆に生きてるのって凄いんじゃないかな。勿論そこで私の視界はフレーズアウト。
次に目が覚めた時には私は病室で寝てて前世を思い出していたという訳だ。
なんてこった。
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作者名:ゆゆん | 作成日時:2021年6月5日 1時