お迎え ページ23
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「おい、呼んでおいて潰れてんなよ」
『ふーま？』
「Aちゃんの愛する、ふまたんだよ」
『…知らない人です』
あーれ、ひとりで飲んでて帰らないからって、風磨呼んだはずなのに、よく知る田中くんがきた。
『おじちゃん、ちょっと、財布探すのに面倒くさいからツケでい？』
「馬鹿、いいわけねぇだろ」
酔っ払っててよくわかんないけど、帰るよ、と引きずられながら多分だけど樹の車に乗せられる。
どうやらお支払いは、彼がしてくれたらしい。おじちゃんは、ツケでいいよって言ってくれたのに。
『私、ふーま呼んだくない？』
「暇じゃねぇって」
『じゃあ、じゅりは暇なんだ』
「一人飲みしてるお前に言われたくねぇ」
樹と風磨どっち呼ぼうか迷ってトークの先にいた風磨に頼んだのに、なら最初から樹でよかったじゃん。
いつもなら、車に乗って風に吹かれてれば酔いも覚めるのに今日は全くらしくて、身体がずっと気持ちいいくらいにふわふわしてる。
「飲みすぎじゃね？」
『そうなの？』
「知らねぇよ」
会計、一人にしてはまぁまぁいってたけど、と伝えられる。
そんな、飲んだっけ？覚えてないや。
「ヤケ酒ですか」
『んー？特になんも、ひとりで飲みたいなって』
「珍し」
何も大量に酒を飲む全員がヤケ酒ってわけではないんだよ田中くん。
確かに、ここまで飲むことあんま無いけど、なんか今日は飲みたかった気分で。それを言えば、「家で飲め」とのこと。
『ひとりだと寂しーもん。』
「だからって居酒屋のカウンターで飲まなくても」
『おじちゃんいっぱいサービスしてくれるんだもん、家に男呼ぶよりはましでしょ？』
「それはそう」
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ぼんじり(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます🎶気ままな更新になるかと思いますがよろしくお願いします^_^ (11月5日 2時) (
レス) id: ff1473ca5e (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 雰囲気めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます🥰 (11月4日 3時) (レス) id: 3f92f0f945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼんじり | 作成日時：2023年11月3日 22時
