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「お嬢さん」
『はい。』
「遭遇されてますけど」
『あー、最近町中で熊すごいらしいね』
メイク中の私の横に座ってきたのは、既にメイクの済んだ北斗。
そうじゃなくてさぁ、と呆れたような言い方される。分かってますよ、ユニバのことだって。
『どこかの松村さんがユニバ誘ってくれなかったんだもん』
「それは、ごめんって言ってるじゃん。しかも俺はひとりだし」
ちょっと前まで根に持っていた、一年くらい前の松村ぼっちユニバを話題に出してみれば何度目かの謝罪。全然怒ってないけど、今は、今はね。
あの日、ぼっち写真が送られてきて誘ってくれなかったことに怒ってた私に北斗はお土産をたんまりと渡してきたのを思い出す。
「違うのよ、そうじゃないのよ。」
違くない、と否定すれば「話を逸らすな」とさらに否定される。
「人が人でしょ。なんであのふたりなの」
『暇だったから』
「誰から」
『私から』
北斗が言いたいのは、誠也くんと佐野と行ったことについてでしょ。ただでさえ、ファンの子に噂されたり、記者に目つけられてるのにって。
「しかも、距離近いし」
『それは君もだから安心して』
メンバーだからしょうがない、と勝手な言い訳される。
でも確かに、北斗が言うように周りが高身長ばかりだから、距離感がバカになってるのかもしれない。
「最初、末澤くんとふたりだったって聞いたけど？」
『最初っていうか、誠也くんとふたりっきりの予定だったんですけどね』
「佐野くんナイスー」
誠也くんと私の関係をよく思わないメンバーは、佐野を棚に上げてくる。
「Aもずるいよね」
『なにが』
「さぁね」
「Aはお遊びちゃんだから」と最後に呟いたの聞こえてるからな。今は？全然健全ですし？
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ぼんじり(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます🎶気ままな更新になるかと思いますがよろしくお願いします^_^ (11月5日 2時) (
レス) id: ff1473ca5e (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 雰囲気めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます🥰 (11月4日 3時) (レス) id: 3f92f0f945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼんじり | 作成日時：2023年11月3日 22時
