りとるに過保護！ (ページ36)

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お披露目会ページ36

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いつもより、ちょっと早く起きて普段は巻かない髪を毛先だけカールつけ、雰囲気に合わせて黒のワンピース着ちゃったりして現場に向かう。

なんてったって今日は私の披露目会だからね。

多分、私が一番乗りだと思ってドアを開ける。

末「え、あ、はぁ？！」

『えぇー、一番乗りじゃないんかーい。待って、自分早すぎやろ、何分に来てん、1時間前やで？！』

末「いやそんなん、どうでもええねん。何その髪色！」

そう、お披露目会というのは染めたての髪色のこと。
昨日仕事終わりに美容院に行き髪を染めてついでにカットもして整えてもらった。

『どーでもよくないねん、やっぱ驚かせたいやん』

末「充分驚いてるわ、知らん人入ってきたかと思ったわ」

まぁ、そりゃ焦茶色してた髪からブリーチ3回のホワイトブランドは別人になるわな。前髪もセンター分けしていたのを厚めのぱっつんにしてもらって。

『どうですか？似合ってる？』

末「まぁ、ええんちゃう？」

このぉ、ツンデレパイセンが〜！そっぽ向いちゃって〜！

『あー早くみんな来ないかな』

私の次に来たのは晶哉とリチャくんで。

佐「えぇ！？！？待ってえ！？知らん人おる！！！」

リ「びっくりしたあ、、末澤が女連れ込んでる思うたわ」

『誠也くんの彼女のせいこです♡』

リチャくんが変なこと言うからそれにのって、隣に座っていた誠也くんの腕に抱きつく。

末「やめえや！」

高い声と同時にすぐ払われるけど。

佐「えーめっちゃええっすね」

リ「綺麗やな、絹みたい」

『今度から絹ちゃんって呼んでくれてもええで』

リ「それは、遠慮しとくわ」

誠也くんとは違って素直に褒めてくれるふたり。
晶哉はずっとさらさら〜なんて言って髪を触って毛先をくるくるして遊んでいる。

佐「昨日染めたんすか？」

『そうー、本当はドリライ前に行きたかってんけど行く時間あらへんくてやっとな』

佐「俺も染めようかなー、金とか」

『いや、晶哉は今のままでええ。絶対金ちゃうわ』

佐「えーまじか。Aちゃんが言うんならやめとこ」

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