第8話 ページ10
恵ママの名前を勝手に付ける訳にも行かないので、表記は"伏黒"、呼び方も"伏黒さん"とします。
＿＿
Aside
伏黒「A君、何作ってるの？」
笑顔で俺の顔を覗き込んだのは、伏黒さん。
1週目では会ったことは無かったけど、名字的に…多分だけど、甚爾君のお嫁さんになる人。
『味噌汁ですよ。伏黒さんはアレルギーとか、嫌いな食べ物ってあります？』
伏黒「敬語抜くのはまだかぁ…アレルギーは無いし、嫌いな食べ物も無いかな」
俺の敬語が抜けないことに少し悔しそうな顔をした伏黒さんは、すぐに笑顔になった。
…可愛い人やなぁ。
『あ、じゃあ味見して貰っても良いですか？味噌の濃さどれくらいが良いのかなって。』
少しだけ味噌汁を器によそい、伏黒さんに手渡す。
伏黒「ん、美味しい…！私はこれくらいの味が好きかな」
それを飲んだ伏黒さんは笑顔で感想を言ってくれて、つられて俺も笑顔になる。
『なら良かったです。』
不機嫌そうな甚爾君に舌を出すと、盛大に舌打ちをされた。
『男の嫉妬は醜いってよう言うやろ？俺なんかに嫉妬すんなや』
甚爾「あ゛？」
味噌汁をよそいながら「甚爾を煽るの楽しいわぁ」なんて考えれば更に睨まれる。
おぉ、怖い怖い。
『いただきます』
甚爾「無視すんなよ」
飯を食べながらチラリと伏黒さん見ると、伏黒さんはなんだか嬉しそうにしていた。
伏黒「甚爾君、A君に嫉妬してたの？」
甚爾「ンな訳ねぇだろ、こんなクソガキに」
久し振りにクソガキ呼びされると、イラっとするなぁ。
伏黒「じゃあA君、今日は私と寝ようか」
アンタらのイチャイチャに巻き込まれる俺の気持ち、考えたことあります？
甚爾「は？……悪いかよ」
いや、ナチュラルにイチャつき始めるの何なん？
この生活選んだのは俺やけど、砂糖吐きそう。
…ま、甚爾君が幸せそうで良かったわ。
俺がご飯食べ終わっても、軽いイチャイチャは続いてる。
『ごちそうさまでした。イチャイチャするのはええけど、飯は冷める前に食べてな』
食器を片付けるついでに、何故かドヤ顔をする甚爾君の足を思い切り踏む。
甚爾「地味に痛ぇんだよ。」
『ま、体重かけたからなぁ』
甚爾「覚悟しろよ、クソガキが」
段々と声が大きくなっているのに気付かず、俺と甚爾君は、伏黒さんが止めてくれるまでずっと言い合いを続けていた。
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ばたしょ(プロフ) - 私事で申し訳無いのですが、ひっさびさ占ツクに戻ってきたら2年前もめちゃくちゃ好きってコメしてました！やっぱりお話しの書き方、キャラ同士の会話などが最高過ぎます^_^素敵なお話をありがとうございます！ (1月14日 23時) (
レス) @page36 id: 14c266a85b (このIDを非表示/違反報告)
ばたしょ(プロフ) - めっちゃ好きです！更新頑張ってください！勝手ながら応援させて頂きます！！ (2022年3月26日 22時) (レス) @page37 id: 299e49a5ff (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - やっぱキャラ同士の会話が好きです。ツンデレ…！！！ (2022年2月26日 15時) (レス) @page37 id: 30ca69ad2f (このIDを非表示/違反報告)
作者です - 真柴白さん» 読んでいただきありがとうございます…！！今までの話の修正もしつつ、更新頑張りますね！ (2022年2月23日 21時) (レス) @page37 id: d7b45fdc8c (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 最初は、『ン？』と思ったのですが…。読み進めて行く内に、面白っと思いました。 更新お待ちして下ります。 (2022年2月14日 0時) (レス) @page36 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年4月11日 23時
