第14話 15歳 高専入学 ページ17
Noside
この春、呪術高専東京校に入学する筈の伏黒Aは疲れていた。
京都校にいる兄に「なんで京都校に来いひんの？」なんてしつこく言われ、任務が鬼のように重なったからだ。
その上、高専への入学が1ヶ月程遅れてしまっていた。
『あ〜…辛い辛い…ふざけんなや』
ようやく任務が落ち着いた為、高専の制服に身を包み夜蛾正道…担任と廊下を歩く。
夜蛾「本当に今日で大丈夫か？昨日だって怪我してきただろう」
『反転術式フル稼働したんで大丈夫です。』
笑いながらサムズアップする彼に、夜蛾は思う。
疲れてるな、この状態であの問題児達に会わせて大丈夫かと。
夜蛾「…お前が良いなら何も言わないが、無理だけはするなよ」
『はーい』
夜蛾「呼んだら入って来い。」
教室の前に着くとワイワイと騒ぐ声が聞こえたが、夜蛾が入るとピタリとその声は止む。
『悟君と傑君、絶対に喧嘩しとったやんウケる。硝子ちゃんはタバコ吸うてるんかなぁ…いや、まずこの時期吸ってたか？』
心底安心したように微笑んだ彼は、夜蛾が呼ぶ声に反応してまた別の笑みを浮かべた。
扉を開けると、3人が彼に注目する。
夜蛾「ほら、自己紹介しろ。」
『伏黒Aです。色々とあって入学遅れたけど、仲良うしてくれると嬉しいわ』
一礼した彼を見て、悟がボソリと呟いた。
悟「ん？お前なんで…」
夜蛾「取り合えず自己紹介でもしていろ。」
「はーい」と間延びした返事をした、悟を除く3人。
夜蛾が教室から出ていくと、傑が真っ先に立ち上がりAに握手を求めた。
傑「私は夏油傑。こっちが五条悟で、この女の子が家入硝子。宜しくね、伏黒君」
『夏油君に五条君、家入さんね。よろしく』
硝子「よろしく〜」
笑顔で握手に応じた彼は、全員を名字で呼んだ。
本人を相手にしていきなり名前呼びは馴れ馴れしい、そう思ったから。
傑が何か質問をしようと口を開いた途端、それを遮るように、悟がAを睨みながら発言した。
悟「傑、硝子。ソイツと仲良くする必要なんてねぇよ」
硝子「なんでだよ。個人的には仲良く出来そうなんだけど」
傑「…悟がそう言う理由は？」
睨まれたAは、睨まれる理由が全く分からず眉間に皺を寄せていた。
悟「"禪院家に
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ばたしょ(プロフ) - 私事で申し訳無いのですが、ひっさびさ占ツクに戻ってきたら2年前もめちゃくちゃ好きってコメしてました！やっぱりお話しの書き方、キャラ同士の会話などが最高過ぎます^_^素敵なお話をありがとうございます！ (1月14日 23時) (
レス) @page36 id: 14c266a85b (このIDを非表示/違反報告)
ばたしょ(プロフ) - めっちゃ好きです！更新頑張ってください！勝手ながら応援させて頂きます！！ (2022年3月26日 22時) (レス) @page37 id: 299e49a5ff (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - やっぱキャラ同士の会話が好きです。ツンデレ…！！！ (2022年2月26日 15時) (レス) @page37 id: 30ca69ad2f (このIDを非表示/違反報告)
作者です - 真柴白さん» 読んでいただきありがとうございます…！！今までの話の修正もしつつ、更新頑張りますね！ (2022年2月23日 21時) (レス) @page37 id: d7b45fdc8c (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 最初は、『ン？』と思ったのですが…。読み進めて行く内に、面白っと思いました。 更新お待ちして下ります。 (2022年2月14日 0時) (レス) @page36 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年4月11日 23時
