番外編 弐 ページ23
貴「見て麗、みんな笑顔で楽しそう…」
なんて素敵な日なんだろう。
麗「仙人のみなさんと岩王帝君のおかげですよ
もちろん、A様も」
貴「…ありがとう、麗…
少し一人で歩いても良いかな…？」
普段ずっと働いている麗にも祭りを楽しんで
欲しいのだ。
少し麗は過保護なところがあるが私一人でも
十分怪しい輩は倒せるし、問題ない。
麗「了解しました
危なくなったらすぐにお呼びください」
麗は心配そうな表情を浮かべた。
貴「…大丈夫、楽しんでて」
にこ、と麗に向かって微笑む。
麗「…ありがとうございます
失礼します」
麗が一礼した瞬間、視界からいなくなった。
貴「…さて、どうしようかな」
袋を開けるとそこにはたくさんのモラ。
お金に困ることは無さそうだ。
とりあえず屋台を見て回っていると背後から
大きな声が聞こえた。
？「うわぁっ！！！」
貴「っ？！」
咄嗟に後ろを振り向くとそこには幼い少年が。
貴「だ、大丈夫…？！怪我してない…？」
？「ひざ、擦りむいちゃった…
痛いよ…うわぁぁぁあん！！」
泣き始めてしまった。
とりあえず水で傷を綺麗にしなくては…。
貴「大丈夫、大丈夫だよ
…少し失礼するね」
少年を横抱きにし、人気の少ないところへ向かう。
？「どこに行くの…？」
少年が涙を拭いながら私に問う。
貴「傷を綺麗にしないと…」
？「ここら辺水道とかないよ…？
もしかして、誘拐…？！」
ジタバタと暴れ出す少年。
ど、どうしよう…。
貴「…少し見ていてね」
？「…？」
神の目の力を使い氷で瑠璃百合を作り、少年に見せる。
？「わぁ、綺麗！」
目をきらきらと輝かせて瑠璃百合をじっと見つめる少年。
貴「冷たいけど我慢してね…」
瑠璃百合から粉雪に変化させて溶かし、少年の傷を洗う。
？「わっ、冷たい…」
貴「ごめんね、近くに水場がなかったから…」
？「ううん、大丈夫！ありがとう、
お姉さん！」
貴「…どういたしまして
ところで、君の名前は？」
？「テウセル！お姉さんは？」
貴「私はA…よろしくね
今日は一人で来たの？」
テ「ううん、お兄ちゃんと来たよ
でもはぐれちゃって…」
下を向くテウセルくん。
なるほど、兄がいるのか…。
心配しているだろうし、テウセルくんの兄を
早く探さなきゃ…。
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とづる(プロフ) - 玉ねぎさん» ありがとうございます~！！頑張ります！ (2023年5月8日 3時) (
レス) id: ea7d2cf57c (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ - 最近、原神始めましたがこの小説とても面白いです！続き楽しみにしてます！! (2023年3月11日 20時) (レス) @page27 id: 63841f5bbe (このIDを非表示/違反報告)
S･T(プロフ) - とづるさん» えぇ(^^)個人的には原神のムービーでガチ泣きしたのは雷電さんこと影ちゃんと夜蘭お姉様と魑君が中心の魔神任務です｡あれはマジで泣けました(*T^T) (2022年8月31日 21時) (レス) id: c7cf5077bd (このIDを非表示/違反報告)
とづる(プロフ) - S･Tさん» 似てますよね~！どちらも好きです…！ (2022年8月31日 21時) (レス) id: ea7d2cf57c (このIDを非表示/違反報告)
S･T(プロフ) - とづるさん» って事は稲妻の本編全て終わらしてるんですね(^^)一斗の伝説任務､あたしもマジで泣けました｡大輔とテウセル､純粋なとこも似てますよね(^^) (2022年8月31日 20時) (レス) id: c7cf5077bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とづる | 作成日時：2021年8月29日 23時
