無口な少女は恋をする【原神】【魈】

番外編　壱 ページ22

麗「A様、
　 少しよろしいでしょうか？」

部屋に響くノック音。

…麗だ。

どうぞ、と言って麗を部屋の中に入れる。

貴「どうしたの…？」

読んでいた本を閉じ、麗の方を向く。

麗「A様、今夜璃月で祭りが開催されるよう
　 ですよ！」

貴「祭り…？」

そんな今日は特別な日だっただろうか…？

麗「害虫や自然災害、作物を守ったり
　 疫病を退散させるためのものだそうです
　 もとは稲妻の祭りだったのだとか」

貴「なるほど…」

麗は物知りだ。

前に何故そんな知識豊富なのかを聞いてみたのだが、
本人はA様のためだと言っていた。

確かに麗の知識のおかげで色々と助かっている。

ただ、私のために時間を割いてもらうのはかなり
申し訳ない…。

…麗に少しでも休暇を与えるために行ってみようか…。

麗「A様…？」

貴「あ…いや、大丈夫…！」

麗が心配そうな顔をしていたので私はにこ、と
笑って再度大丈夫、と言った。

麗は大丈夫だと判断したのか話し始めた。

麗「沢山の露店が並んでいるそうなので
　 A様も楽しめるかと」

貴「…なるほど…行ってみようかな」

麗「分かりました！先に用意しておきますね」

麗は一礼した後部屋を去った。



なつき様から頂いたリクエストを参考に書いてみました！
コメントありがとうございます…！

まだ番外編は続きますのでお楽しみに…！

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