無口な少女は恋をする【原神】【魈】

陸話 ページ8

すぐにパイモンに近寄ると、
そこには静かに眠る人がいた。

白い髪に、水色の花飾り。

ふわ、と香る花の匂い。

空「…綺麗」

パ「すんごい美人さんだよな！」

じーっと見つめるパイモン。

麗「しっ、静かにして下さい
　 A様が起きてしま…」

貴「……おはよ、麗
　 あれ…魈…？！」

す、と立ち上がるAさん。

貴「どうして、ここに…？」

魈「…A」

ふわ、とAさんを抱きしめる魈。

…抱きしめる？

…あの魈が？

パ「ままままま、まさかお前ら
　 できてっ…？！」

顔を真っ赤にして顔を手で隠すパイモン。

ちゃっかり目は出している。

貴「…魈、離して…苦し…」

魈「す、すまない」

ぱっ、と離れる魈。

貴「…えと、魈のお連れさん…？
　 …私はA
　 よろしくね」

ふにゃ、と微笑むAさん。

空「よ、よろしくお願いします
　 空です…」

貴「…呼び捨てでいいよ
　 …敬語も、いらない」

パ「オイラはパイモンだぞ！
　 よろしくなっ、A！」

パイモンを物珍しそうに見るA。

貴「…よろしくね
　 …魈、話があるの…良い…？」

魈「ああ、構わない」

パ「オイラたちは麗と話してるな！」

空「うん、また後で」

なんだか久しぶりに会った感じがしたし、積もる話もあるだろう。




空くんと蛍ちゃん、どちらも幸せになってほしいですね

みなさんはどちらを選びましたか？

私は蛍ちゃんです！

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