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1話 ページ3

どこからか泣き声がする。

暗闇から1つの光が差し込み、その光は2つ、3つと増え、だんだんと眩しくなる。

ふと気づく。泣いているのは自分だと。

しばらくして、視界に色がつき、周りから別の声が聞こえ始めた。

ぼやけてよく見えない目で見たのは、温かい笑みを浮かべる男と、涙ぐんだ目で嬉しそうに微笑む女______









ではなく、恐怖の色を目に浮かべ、驚愕で口を開けて震える男と、ただ呆然とし、自分の顔をその大きく見開いた目で見ている女だった。


自分は理解した。

自分は_____己は、生まれてはならない存在なのだと。

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作者名：ria:リア | 作成日時：2017年12月28日 23時

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